ローズまりぃ

大統領の陰謀のローズまりぃのネタバレレビュー・内容・結末

大統領の陰謀(1976年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

452本目。
8月配信終了一気見8作品目。
む、難しかった。なんの知識もないし関係図も分からんしでちょっと私的にはうってなる難しい内容だった。最後のシーンは切羽詰まった感じにも見えて好き。
時代が前なのもあっていやぁそうだよね、昔は聞き耳たててメモとってアポとって走り回って報告してタイプライターでポチポチ打ってって大変だよなぁ。ミザリーを思い出すよ。その時代の良さがすごく出てた。電話かけまくってる時のメモの絵意外にも上手くて笑った笑



アメリカ大統領選を間近に控えた1972年6月17日ワシントンD.C.のウォーターゲート・オフィス・ビルにある当時野党だった民主党全国委員会本部に5人組の男が侵入した。不穏な動きに気付いた警備員の通報により男たちは全員不法侵入罪で現行犯逮捕された。まだ入社して9ヶ月のワシントン・ポスト紙の新米記者ボブ・ウッドワードは社会部長のハワード・ローゼンフェルドに呼ばれ事件の法廷取材を命じられた。当初は窃盗目的とみられた侵入事件だったが容疑者たちは金に困っている様子はなかったうえに所持品の中から無線機やカメラなどが押収されたこと、容疑者の弁護人として当時の与党である共和党に近い弁護士が就いたこと、容疑者の住所録からホワイトハウス特別顧問のチャールズ・コルソンと元CIAのエヴェレット・ハワード・ハントの名が浮上、そして容疑者のひとりジェームズ・W・マッコード・ジュニアが元CIAの警備員だったことからウッドワードはより踏み込んだ取材が必要だと感じ取っていた。
一方同じワシントン・ポスト紙のベテラン記者カール・バーンスタインもこの事件に興味を示しウッドワードと組んで一緒に取材に取り組むことになった。二人の熱意を買ったローゼンフェルドは編集局長のハワード・シモンズや編集主幹のベン・ブラッドリーに掛け合いウォーターゲート・ビルで働く人々などから証言を得ようと片っ端から電話をかけ官邸図書館や国立図書館などから関係人物に関する資料を得ようとしたが政府機関は事件への関与を完全否定するどころか火消しに奔走。取材は暗礁に乗り上げてきた。そんなある時ウッドワードに近い謎の情報提供者“ディープ・スロート”から不自然な金の流れを追うようアドバイスがあり2期目を目指す現職のリチャード・ニクソン大統領の再選委員会の選挙資金の不自然な点を見出した。
ほとんどの関係者が固く口を閉ざすなかウッドワードとバーンスタインはごくわずかな情報提供者から取材を進めるうちに国家をも揺るがす壮大な陰謀の確信に迫っていった。事件の黒幕は大統領首席補佐官ホールドマンであり大統領秘書チェーピンや大統領報道官ジーグラーらと共謀して民主党の対立候補を潰そうと画策、侵入者に盗聴器を仕掛けさせて情報を盗もうとしていたのだ。全ての裏付け取材が終わりブラッドリーからゴーサインをもらったウッドワードとバーンスタインは遂に記事の報道に踏み切った。しかし世間一般の事件への関心は予想以上に薄く他のマスコミは一切のだんまりを決め込みホワイトハウスはワシントン・ポスト紙を名指しで非難。更には証言者が前言を翻すなどウッドワードとバーンスタインは一転して窮地に追い込まれていった。
ニクソン政権がCIAやFBIなどを駆使してウッドワードとバーンスタイン、ワシントン・ポスト紙の同僚たちを監視下に置いているとディープ・スロートから警告を受けた二人はブラッドリーに報告。ブラッドリーは合衆国憲法修正第1条で保証されている“報道の自由”を守るために徹底的に戦うと宣言した。しかし翌1973年にニクソンは選挙に勝利して再選を果たした。就任式に臨むニクソン大統領のテレビ中継に目もくれずウッドワードとバーンスタインはひたすらタイプライターを打ち続けていた。やがて二人の記事は世論を動かし大統領の側近や政府高官などの事件関係者は次々と起訴され有罪となっていく。追い詰められたニクソン大統領は翌1974年8月に遂に大統領を辞任し代わってジェラルド・フォードが新たな大統領に就任した。
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