Joker

大統領の陰謀のJokerのネタバレレビュー・内容・結末

大統領の陰謀(1976年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

小さな情報が点と点で繋がっていき、どんどん真実が明らかになっていく過程が良かった。
わずかな情報から手がかりを見つけだし、推理を立てて、調べ上げていく感じが探偵のようで見てて面白かった。
同時にコネを使って情報を入手したり、上手く話しを引き出したりする記者らしいところと、上司のブラッドリーを含め真実を報道することに揺るぎない姿勢貫く彼らの記者魂が伝わってきた。

今ではマスコミは政権に癒着し、真実を隠すものになっているが、真実を追求しそれを世間に伝えることに使命を感じる正しい人の元ではマスコミは政府の闇を暴き、根本的に揺るがす力を持っているのだと感じた(それが本来の役割だと思うが)。

登場する名前の数が多く、事件の全体を観ながら完全に掴むのは難しかったけど、陰謀が明らかになっていく臨場感や真実を追求する緊張感があり、ホフマン、レッドフォードら名優の存在感もあり見応えのある映画だった。史実に基づいているので、実際にあった事件について知ることもできるのも良いと思う。
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