つぎは、おまえだ
学校の怪談最終作。これにてお終いです。いつもシリーズ物を制覇すると寂しさがやってきます。今回は、子供の頃の夏休みの思い出もあり懐かしさを感じながら楽しく鑑賞できました。
前3作と違ってテケテケなどの個性的でユニークなキャラが一切登場しない。出てくるのは、津波によって亡くなった子供たちの幽霊。普通の怪談映画となっています。この路線変更が影響したのか、これ以降シリーズは作られていない。ずっと、リメイクを待ってるんだけどな~。今の子供達もきっと楽しめると思うので、いつかは実現してほしいと思う今日この頃。
シリーズ通して観ると浮いてるし、異色の作品だがいい映画だと思う。
最後のカクレンボなんかは感動する。大人になって観るとまた違った感動があり少し切なくなった。
カクレンボしてる最中に亡くなった子供達。それは永遠に時が止まったままのカクレンボ。見つけてあげよう。「もういいかい。」「まーだだよ。」「もういいかい。」「もういいよ。」。彼らはずっと待っている、あの場所で。止まったままの夏休み、そこにずっと閉じ込めておくのは可哀そうだから時間を進めてあげよう。子供に悲しさなんて似合わない。みんな笑顔で楽しく遊ぼう。
夏休み。どこか懐かしく、切ない思い出。
まるで線香花火のように綺麗に光輝き儚く消えていく。
長いようで短い。そんな夏の思い出に学校の怪談なんてどうかな?
次、何して遊ぶ?