じみー

喜劇 頑張れ!日本男児のじみーのレビュー・感想・評価

喜劇 頑張れ!日本男児(1970年製作の映画)
4.0
抜群に面白い。
終戦直後はパンパンのヒモ、いまは零細CM制作会社「アパッチプロダクション」社長の主人公が、会社では舐められ、家庭では子種なしと妻から詰られ、男性としての危機に陥っているところへ、妻の知り合いのアメリカ人老夫婦が訪日してきたので、こいつらにぎゃふんと言わせてアメリカコンプレックスを克服しようと心に誓う、野坂原作のドタバタ喜劇。

戦中派の心情について、1970年代でもうここまで丁寧な説明が必要なんだ、という感じ。パンパンが米兵から稼いだ舶来物資と老夫婦のお土産がオーバーラップするのエグゥってなる……。野坂昭如が歌ってるホストクラブってどんなんやねん。
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