トム

プレシャスのトムのレビュー・感想・評価

プレシャス(2009年製作の映画)
2.0
●あらすじ
1987年、ハーレム貧困の家庭に生まれた肥満気味の黒人女の子プレシャス。彼は数学の才能があった。彼女は16才で妊娠し、退学処分を言い渡されてしまう。代替教室でレイン先生と出会う。

●感想
家庭環境は最悪で序盤から鬱ストーリーが続き、追い討ちをかける如く、プレシャスには不幸が重なるがそれでも強く生きようとする姿は素晴らしい。
プレシャスを演じた女優の演技がリアリティーがありより引き込まれる。

ソーシャルワーカー役のマライアキャリーは、アーティストとしてしか知らなかったが、演技が普通に良かった。てかこの時は痩せてて可愛い。

レイン先生は光のような美しさでプレシャスに愛を与えた。今までの環境で荒んでいる心を愛で満たし、彼女の道を明るくしていく姿は、まさに理想な人間であった。
私もこういう人間でありたい。

ラストの母親の会話は心に残るシーンだった。でもやっぱり、全体を通して重すぎて見終わった後疲れたし、もう2度と見たくない憂鬱な余韻を引きずる。
プレシャスを演じた女優がリアルすぎる。リアルすぎるからこそ、こっちまで憂鬱になるんだよね...。パケ見るだけで毎回ウッとくる。
トム

トム