子供の頃から何度となく見てきた。
『トイ・ストーリー』の人目につかないところではおもちゃが動いている、という設定は幼心をくすぐるが、それにも増して博物館の展示物が夜な夜な動き出すという物語は、伝記漫画を読み耽る脳内ファンタジーな小学生には深く刺さった。
世界各国、時代を超えた文化の息吹に触れられる？！ と。
大人になった今見返しても、当時の熱を思い出すからか、いつも楽しむことができる。続編はあるものの、個人的にはやはり一作目に勝るものはない。
どの展示物も好きだし、妙にエジプトに心惹かれる節があるのでアクメンラーの石板を見るとテンションが上がるが、ミニチュアたちの大冒険が何度見ても笑える。本人たちが真面目に必死なのが殊更。
あんな博物館なら学びも楽しくなるだろうなあ、と思えるコミカルさに満ちた夢のある作品です。
