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レッドクリフ Part IのEsmeのレビュー・感想・評価

レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)
4.2
一度地上放送で見たが、カットやゆっくり見られなかったので、今回は集中して鑑賞。
中国の美しい景色の中で繰り広げられる壮大な戦い。
今から1800年前にすでに、衣食住を満たす文化があった中国は改めてすごいと感じた。
国土が広く様々な民族があり侵略を繰り広げてきたため、中国人は家族を重んじ、他を信じない、有事の際でも身につけられる金を好むと聞いたことがあったが、そう感じさせる歴史を垣間見えた。
人権もない時代、戦い前の生贄、相手方からの使者、気に入らないものの処刑、戦いではとにかく弓やこん棒のような物で、刺したり殴ったり。死がすぐに隣りにあり、生きるか死ぬか。中国のこの時代に限らず、日本も明治維新前、大戦では大小の相違はあっても死が身近なものだったのだろうと感じ、また今も世界で行わられている戦争を考えるといかに自分がありがたい世界にいるかを思った。

話が逸れたが、内容に戻るとやはり内から出る品と聡明な孔明は金城武、容姿端麗な絶世美女の林志玲、傍若無人な曹操のチャン・ソンフィーが印象に残る。主役は周瑜演じるトニー・レオンなようで、確かに素敵だが、先にあげたキャストと役柄から印象が強い。
この作品は香港、中国、台湾、日本と東アジアの様々な俳優を使用しているのが、偏りもなくいい作品に仕上がっている要因の一つと感じた。
内容も面白く、後編も見たくなる
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