このレビューはネタバレを含みます
三国志という大作をギュウッて凝縮したものだから、大元を知らないとストーリーに置いていかれます（笑）
戦争ものなので、子供や男性はアクションシーンに沸き立つと思うけど、血みどろの人殺しシーンはやっぱり心が痛くなりますね。若い頃は面白く観ていましたが、大人になってから改めて観るとやはり辛いものがあります。
しかしながら、少ない軍勢でも質の良さと孔明の知性で勝利していくのは観ていて爽快です。
余談ですが、知性で今は腹が膨れずとも〜のくだり、何気に好きでした。
負け戦は続くのに、優秀な兵士たちに慕われ続ける劉備。圧倒的な軍勢を持つのに、人間的魅力が欠けている曹操。
なんだか現代社会で上司に例えると感慨深いですよね。どちらが正解とかは無いと思いますが。
金城武の飄々とした孔明が素敵です！
吹替がご本人じゃ無いのが悔しいところ。
戦争の引き金になったのかと思われる、リンチーリンの美しさにも見惚れちゃいます。
音楽も素敵で、このイントロ懐かしい！って心躍りました。
