マーク太郎

マルタの鷹のマーク太郎のレビュー・感想・評価

マルタの鷹(1941年製作の映画)
3.5
ハンフリーボガートといえばハードボイルド。ハードボイルドといえば「マルタの鷹」というくらい名高い映画。ボガートといえば、渋くてカツコいい男の中の男というイメージだが、この作品では中々下衆い探偵役。相棒の嫁さんと怪しい関係だし、依頼人の女の扱いも乱暴。
いろんな登場人物が皆、とても高価な鷹の置物を狙って、ウロウロする。サスペンスだけど屋外シーンは少なく、室内でセリフの応酬が多い。結局ボガートの絵になる探偵ぶりを楽しめばいいのかなと納得。ジョン・ヒューストンの監督デビュー作品であり、ここから輝かしいキャリアをスタートさせたかと思うと感慨深い。