「子宮は借りられても、愛は切り離せない。」 本作は、不妊に悩む夫婦のために報酬と引き換えに子どもを身ごもる代理母が、その子どもに愛情を抱いてしまう物語。1990年代初頭、インド・グジャラート州の農村部における代理出産の実態を背景に、取引として成立している中での“情のつながり”の重要性を描く。 子どもを望む夫婦にとって「子宮のレンタル」は人生を変える。しかし、女性は決して“子どもを生む機械”ではない。代理母にも母としての尊厳と権利があり、見過ごされる存在であってはならない。 また、金銭と引き換えに自らの創造物と別れるすべての“創り手”の物語でもある。果たして、へその緒の絆を断ち切ることはできるのか――。主人公ジャスミン・パテルの人生を通して描いていく。