このレビューはネタバレを含みます
3時間、長いけどまた見たいと思わされる、非常に面白い作品だった。
まず、冒頭の結婚式から惹きつけられる。ドンを始めとする人物ひとりひとりのキャラクターを描きつつ、様々な伏線を落としていく。結婚式中に舞い込む相談事が本編の内容となり、散りばめられた情報が後々繋がっていく。
人との繋がりを大事にし復讐を良しとしなかったドン、身内を思うが故に復讐に走るソニー、冷徹な人間へと変わっていくマイケル。そして洗礼式と裏切り者の粛清のカットは、ゴッドファーザーという題名の回収をしているようで、作品の芸術性に驚かされました。
作品全体の重厚感や対比表現、移りゆくファミリーのかたち、どれも素晴らしく、名作と謳われる理由がわかる。
とにかく芸術性の高い映画だった。もっと早く見ればよかったな、、、
