えいこ

ゴッドファーザーのえいこのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
4.8
若い頃に見て、よかったがぼんやりした記憶しかなく再鑑賞。

アル・パチーノ演じるマイケルの成長していく様子に惹きつけられる。最初の爽やかな若者の表情から、レストランでの躊躇い緊迫の表情、ドン・コルレオーネとなった冷徹で肚の座った表情…演技力は流石。

イタリアンマフィアものらしく、組織と家族とが重なり合いながらじわじわと物語は進む。目の前の相手を信じるか疑うか、要求を呑むべきか断るべきか、緊迫感が続く。時々挟まれる不意打ちに打ちのめされながら、ぐいぐい世界観にひきこまれるのは、さすがコッポラ監督。

結婚式や洗礼式のシーンは美しく、映画の格を上げている。間に挟まれたシチリアのシーンも、マイケルが凄みを身につける説得力として効いている。

これ、見始めるとまた次が見たくなるんだよね。
えいこ

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