若い頃に見て、よかったがぼんやりした記憶しかなく再鑑賞。
アル・パチーノ演じるマイケルの成長していく様子に惹きつけられる。最初の爽やかな若者の表情から、レストランでの躊躇い緊迫の表情、ドン・コルレオーネとなった冷徹で肚の座った表情…演技力は流石。
イタリアンマフィアものらしく、組織と家族とが重なり合いながらじわじわと物語は進む。目の前の相手を信じるか疑うか、要求を呑むべきか断るべきか、緊迫感が続く。時々挟まれる不意打ちに打ちのめされながら、ぐいぐい世界観にひきこまれるのは、さすがコッポラ監督。
結婚式や洗礼式のシーンは美しく、映画の格を上げている。間に挟まれたシチリアのシーンも、マイケルが凄みを身につける説得力として効いている。
これ、見始めるとまた次が見たくなるんだよね。