ジェイティー

ロッキーのジェイティーのレビュー・感想・評価

ロッキー(1976年製作の映画)
5.0
うだつの上がらない4回戦ボクサーの主人公ロッキーにチャンピオンであるアポロからの指名でチャリティーマッチを行うことになるお話。

アメリカンドリームを体現した歴史的一本
この作品は話の骨組み自体とても面白いうえに低予算による発注ミスやロッキーがロードワーク中にりんごを投げつけられた等のアクシデントがプラスに働いているのも作品に深みを与えていると僕は感じました。
以降のクリードまで続いていく事を踏まえるとロッキーのエイドリアンに対する愛の物語であるのも見所のひとつ。
一作目ではロッキーに関わる人たちは街含め何処か停滞していて日々を生きるだけで精一杯、そんな中ロッキーに舞い降りたチャンスにみんなが賭けている姿にもワクワクするし、スタローンがクリエイトしたキャラクターとしては最高クラスであるエイドリアンの兄ポーリーの人間臭さなどあげ出したらきりがないほど魅力が詰まっています。
1番好きなシーンはミッキーがロッキーのセコンドをかって出るところ
このシーンは、ロッキーの溜め込んでいた想いと曲がかかるタイミングが絶妙なので是非観ていただきたいシーン。