Kazuchan

ロッキーのKazuchanのレビュー・感想・評価

ロッキー(1976年製作の映画)
4.9

ゆっくり
静かに
愛を込めて …


正直に綴ると、この世界的な名作はそんなに好きではなかった。
激烈な評価が理解出来なかった。
地味過ぎて!

友人と話していて、急に見たくなった。
自分の再チャレンジ 最後のチャレンジの幕開けに見直してみようと思って鑑賞する。


構成

はじめの30分
延々と🎥がロッキーという決して若くはない、今で言うところの 負け組 な1人の男の毎日を追いかける。
静かに 丁寧に どんな人物か?を描いている。

ジャスト30分、ようやく!アポロクリードが登場(その前にTV📺内では顔見せ)彼も困った状況であるという物語りのきっかけ、物語りとしてスタートする。

やはりジャスト1時間!
ようやく物語りらしくなる。

ラスト30分(これもジャスト!)
あの 有名過ぎる 激アツテーマが流れトレーニング!〜ラストへ 計2時間🎞



原案・脚本、武術指導、主演
シルベスタースタローン 


凄い🤩🙌🏻

コレは、誰しもが グリコ して然るべき!
40過ぎてようやく!この良さがわかって来た😆でも、マイナス1は、やはり地味だと感じるから。僕は、なんて幼稚なのだろう…


子供の頃は、ボクシング🥊映画だと思っていた。好きじゃなかった。
大人になって、コレはラブストーリーだと理解した。
そして、ようやく!1人の男の、人としての 気持ち が伝わるドラマなんだとカラダが理解した😊

はじめの30分で!このロッキーという男がどんな男か?がよぉ〜く!わかる。
人生に不貞腐れ
決して!品行は褒められたものではない負け犬
不器用で、 がさつ でも、

愛がある❤️

それは好きな女性に対しての不器用なつまらないけど懸命なジョークであったり

少ないけれど、友人に対して

借金をとりに行った相手へも非情に成れなかったり

近所のガキんチョを放っておけなかったり



他人へ 愛 がある 男

敗北という経験の無い10代やZ世代の女の子にはこの主人公はどう映るのだろう?
見た人それぞれだろうけど、Filmarksなんて付けていないシネフィルでない、倍速で映画をコンテンツと呼ぶ彼女達に聞いてみたい😁
僕よりお兄さん達、リアタイで今作を見たお兄さん達のバイブルである事はとても良くわかった‼️

ほんまに、亀のような🐢🐢ペースで物語りが進んでいく。
ゆっくり 静かに でも優しく✨✨


Absolutely!!

スタさまが好んで使う表現
カウントしてないけど、4〜5回は登場人物に言わせていた。

あったり前よ!

的な意味。
日本語字幕の翻訳家の方々が、様々な台詞にデコレーションしてくれている👏🏻
でも、僕は時々、英語のあまり表現の幅が無い、この表現の方がしっくり!来る。
だから、今作も凄く耳を澄ませる。。

Absolutely!!

この世界の住人達のやり取りがとてもダイレクトに伝わる☺️
例えば、エイドリアンがロッキーに尋ねていい?と
ロッキーはコレを言う。
好きな女に質問していい?と聞かれ

当たり前だ!(構わないぜ)

凄い伝わる🥰想いが。。
お兄さん達が好きだ❣️と仰る決戦前夜
落ち着かないロッキーは試合会場を下見する。
帰宅すると先にエイドリアンが眠っている。
ロッキーは横に寝て、独り言のようにエイドリアンに語りかける。
いや、
気持ちを素直に吐露してしまう。

恐い
勝てるわけがない。

でも、

最後まで立っていられたら、、
その時、はじめて!

自分がただのゴロツキじゃぁ〜ないって事を世間様に証明出来る。


🌸 

はじめて! 響いた。。

なんなんだろう僕は。。
負けた事はあるつもり
でも、連戦連敗を重ねたからこそ
自分も少し不貞腐れたりしたからこそ
スーッ と入って来たのかもしれない。。でも、
1番響くのは、やはりラスト


最後まで戦いぬいたロッキーの元にエイドリアンが駆け寄る‼️
再戦は? インタビュアーの🎤にロッキーは

知るか!

と、答え
エイドリアンと対面した瞬間に言う。


Where is your hat?

お前、帽子は?

持っているBDでは字幕が出るけど、昔はスルーされていた、それだけ短いモーメント
その後が感動的だから…でも
僕は此処が好き😘


いつも
いつも
大好き💕だから見ていた。だから
好きな女性の些細な変化、
こんな人生の最高潮❣️ですら
彼女の違和感に気がついて声にしてしまう
そんな男(今 かよ!😁)

😆💖

一筋の涙が両目から溢れながらエンドロールを見つめている自分が居ました。
何度も
何度も
見ていた筈なんだけど、
今日が1番!響いた💓

負けを知ったから
愛を知ったから
だから

未来で満点付けられる自分に成れる事を楽しみに😊また生きてみよう☺️
Kazuchan

Kazuchan