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子供たちをよろしくのネットのレビュー・感想・評価

子供たちをよろしく(1984年製作の映画)
4.0
最近MGS5をクリアしたのだけど、劇中拾える音楽テープにスパンダーバレエの『True』があった。スネークをアフガンで歩かせながらこれを聞いていると、彼はもしかしたら本当に80年代を生きていたのかもしれないという強烈な実在感を覚えるとともに、紛争地帯でも英語のポップソングが流れるという事態に、(MGS5の物語上意識せざるを得ない)アメリカ及び英語という強大かつ見えない力の存在も感じたのだっだ(スパンダー・バレエ自体はイギリスのバンドだけど)。
この映画にもラジオから『True』が聞こえるシーンがある。その時に交わされる会話は、煌びやかな80年代ミュージックシーンの対局にあるような場所で行われる。会話内容も本当に苦しい。時代の記録としての歌。
撮影がめちゃ良いのだけど、画面がバチバチにキマってるのはそれでいいのかとも若干思う。作為性が強い。
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