リボウスキ

カルネのリボウスキのネタバレレビュー・内容・結末

カルネ(1994年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

父親から娘への歪んだ愛情を描いた衝撃作。監督は異才ギャスパー・ノエ。 まず開始早々「この映画はあなたの感受性を傷付ける可能性があります。」的なテロップが現れる。 この時点でノエの溢れんばかりの攻撃的なエネルギーとセンスを感じさせられる。 続いて馬の屠殺シーンと人間の出産シーンが流れる。 どちらも作り物ではなく実際の映像だそうな。しかも、本国フランスでは出産シーンが無修正で流されたそうな。 この時点でお腹いっぱい。 あっという間にエンドロールまでの40分が過ぎるわけだが、とにかく凄いの一言。ノエじゃないと撮れない暴力的な世界。 好きか嫌いかと聞かれると、やっぱ嫌いだな。 おっさんの偏った愛情もわからんではないし、ノエのセンスには脱帽だけど、だからと言って好きだとは思えなかった。