カルネの作品情報・感想・評価

カルネ1994年製作の映画)

CARNE

製作国:

上映時間:40分

ジャンル:

3.4

「カルネ」に投稿された感想・評価

あーぁ

あーぁの感想・評価

3.0
全くもって面白くないが不思議と惹きつけられてしまう映画ってありますよね

ギャスパー・ノエって私にとってまさにそれなんですわ

全く好きにはなれんけどついつい観てしまう

焼きそばに入ってる紅しょうがみたいもんですわ

そんなノエの短編映画なんですが、いきなし始まってそうそう馬のリアルな屠殺シーンから始まって、おやじに解体されて馬ちゃん可哀想やなぁってなってこの時点で好きじゃないの分かった

ボカシまくりなオメコから産まれた娘、嫁に逃げられた馬肉屋の親父が、男手一つでその娘に倒錯した愛情を注いでいくお話なんですが

いかんせん愛情が行き過ぎるあまり娘のスカートについた初潮の血を見てレイプされたっつって勘違いしてとりあえず偶然一緒にいた男の口にナイフ突っ込んで刺殺。

親父のエネルギッシュさもさることながら嫌悪感と厭なシーンが目白押しで逆に釘付けになってしもうた。

このオヤジのクズで愚直ながら欲望にも真っしぐらなとこ嫌いになれないもんがあって続編でどんな変態オヤジになるのか気になる。
ブォン!ブォン!ブォン!
ギャスパー・ノエなんて大して好きじゃないから。
そう思っていた。


グレーベージュかかったザラザラの色調。
ゴダールの『ウィークエンド』を思わせるタイトルやら強烈な画の連続、否、そんなんじゃないか。

これを見て、かのアニエスが『カノン』のプロデュースを名乗り出たなんて理解に苦しむが、なんだかフランスぽいとも感じるし、実に刺激的なエピソードだと思う。

こういうの見てると、シングルレコードよろしく、両面シングルカットとばかり、45分中編作品の二本立てなんてのも良いと思う。
無駄に長いのも、中途半端に短いのも、落ち着かない事多いので。

〜〜〜

ポータブルラジオから流れるしょーもない歌謡曲を聴きながら、テーブルを拭く家政婦のオバハン、慣れた包丁捌きで肉をカットするオヤジ、物憂げにアパートのバルコニーで佇む娘。
やがて、ラジオのボリュームを下げるオバハンとラジオのスイッチを落とし、台の上にこびりついた血や油をこそぎ落として店を後にするオヤジ。
こんなとこに強烈な個性を感じる。

テレビに映るカルネマン。
そのマスクの作りが意外に丁寧で、エル・サントを思わせる気品のあるカラーリングと仕上がりなのも印象的。
額にはC。
とり

とりの感想・評価

3.0
一番初めに衝撃的なシーンを持ってくるのが、この監督のやり方なんだろうか。それと音楽のお陰で後にどんなシーンを観ていても、何が起こるか分からない怖さを覚えた。
こんな映画があるのか… 何を観たんだろう…とモヤモヤが残る。
娘に対する異常な愛(執着)と、ふしだらな女への憎しみは表裏一体のよう。
炒飯

炒飯の感想・評価

4.8
チョコラBBって、最強じゃね?
炒飯です。

たっはー!!

見れたー!!!

死ぬ前に見れるかなーと長い目で見ていたら、まさかこんなに早く見れるとわ。
持つべきものはなんとやらですね。

今年に入って好きになったにもかかわらず、懐かしさや自宅に帰ってきた安心感を覚えました笑

これ、手に入らなさすぎだから最後になったけど、順番はこれで良かったかも。
何より短いからこれ一本でノエの良さを理解するのは無理かもね。

でも、ギャスパーノエのどの作品より、不快でエグくてそんな描写を継ぎ接ぎして出来たような作品

やっぱこの親父きんもっ!笑

カルネ→カノン→アレックス
をしっかり3本立てで見たら、最高に楽しいパーティになりそうです。

なんだろなー
ほんとなんで好きなんだろー笑
こんなに好きな事を説明出来ない監督は初めてだわ。

変態ホイホイギャスパーノエ
新作待ってるよーい!

あ、ギャスパーファンの方、エイトの見方を教えて下さい笑
ふふふ♪
これを観ずに人生終われるかってやつです☆

やっと手に入れましたっ(*≧∀≦*)

すでに続編『カノン』を観た後の鑑賞。
更にはギャスパー・ノエ監督の全作品を観た後の鑑賞。

やっぱり初期のこの作品と『カノン』は他にはない力強さと強烈さに溢れてる!

警告文と共に始まるあの映像。
何を観せられるのかは薄々分かっていたけれど、やっぱ衝撃。

大概の人が不快に思うであろうシーンの連続。


お馴染みのあの効果音に、懐かしくさえ思えるあのおっさん登場。

そして娘育つの早過ぎ!!!笑

おっさんの変態願望。
何やらかすかとワクワク♪ワクワク♪
えっ!そんなの見せる?!
ギリギリラインで踏み止まるアレ。

娘を愛し過ぎた故の行動に不覚にも
「ひぃっ!」と声出ちゃいました 笑

ちなみにノエ監督、『カノン』を製作にかかるも中断を余儀なくされ、ルシール・アザリロヴィックデビュー作の『ミミ』をプロデュース。
『カノン』は『カルネ』を気に入ったアニエスb.の資金援助によってようやく完成したそう。

へぇ〜!
こういった背景も踏まえつつ、もう一度『カノン』を観たい!
一人娘を持つ馬肉屋の親父の話。
編集の仕方とか演出が今観ても面白い!
ネクロ

ネクロの感想・評価

5.0
馬肉屋のオヤジ初期作品にしてギャスパー・ノエ最高傑作。初めて観たのは高校生の時。近所のビデオ屋にはなく、市内(松本)にもなく、隣町(塩尻)まで探しに行った。オープニングの馬の脳みそをかち割るシーン。馬肉を食べる口元のアップ。バン!。
娘を溺愛するあまり、初潮の時の血のシミを見てレイプされたと勘違いし、たまたま居合わせた若者の口に包丁をブッ刺すオヤジの愛情に泣いた(笑った)。
LEONkei

LEONkeiの感想・評価

3.0
馬肉屋…娘…血…。

『カノン』の序章的作品であるが個人的には、この中編映画『カルネ』は観る必要性はさほどない。

寧ろ『カノン』を観た後に、鑑賞した方がこの『カルネ』の良さが深まるのではないか。

ギャスパー・ノエの長編第1作てして『カノン』を楽しむならそんな気がし、極端に言えば『カルネ』を観てしまうと『カノン』の魅力が半減してしまうかとも思える。

そして…愛しすぎることは罪なのか…

一線を越えるか越えないかのギリギリの狭間を彷徨うことが、本当は最もココロ躍動しハラハラドキドキする。

それがモラルに反するかどうかなど、誰にも責めることなどできるはずもない。

誰もが皆、聖人君子生きているのか…違うだろう。

人を責め自分を見失うことが最も罪深いことだ。

孤独感に陥った男は〝異常なる愛情〟の序章として幕を閉じ、『カノン』への扉が開く..★,
柏木

柏木の感想・評価

4.5
パリ郊外で馬肉を売る男の物語

ドゥン!

ペニスの味わうたった9秒の絶頂感が、子に60年の苦難を強いる

最初からとにかく赤い
ドゥン!がクセになる

とても勉強になりました、この後もう一回観ます
初っ端からリアル馬の屠殺シーンと無修正オマ●ンコからの出産シーンで掴みはOK!
でもこれがまさか「生(性)と死」(=エロスとタナトス)を表しているなんて!!
ってのは深読みしすぎでしょうか。

嫁に逃げられたシングルファーザーの父。
はじめての子育てだし異性の娘なので距離の取り方も分からないし、時には自分の娘にムラっとしてしまう。
ある日、初潮によりスカートに血のシミがついている娘を見て勘違いした父は、娘と一緒にいたと思われる男(ぜんぜん無関係人だった)を衝動的に殺してしまい、刑務所に入れられる。

娘に会いたい一心で保釈金のために自分の経営する精肉店(…いわば自分の「過去」)を売り釈放されるが、仕事がなくなり困っていたところに、行きつけのカフェの女の誘惑に会い、女を妊娠させてしまう。

男としての責任感、肉体的な女への性欲、娘への愛情、さまざまな重圧に耐えられなくなった男は、娘(「過去」の象徴)を捨てて女との爛れた生活を選ぶ。


「ペニスの味わうたった9秒の絶頂感が、子に60年の苦難を強いる」

一時の衝動的な感情・行動が、人生に大きく影響してくる。

過去の清算、過去の自分への決別=「死」。
「生きる」ってそういうことなのだな、と言っている映画。
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