みおこし

クローサーのみおこしのレビュー・感想・評価

クローサー(2004年製作の映画)
3.6
突然ですがユアン祭りを一旦お休みして、ジュード・ロウ祭りを開催。(笑)単に英国紳士が好きなんでしょというツッコミ、大歓迎です!!そう思いきやTHE Americanなクリプラやチャニングも大好きだし、初恋の相手トファー・グレイス氏やコリン・ファレル氏のことも忘れていないし、何だか自分の好みがもうよく分からない...でもいつも結局ジュードが一番、で落ち着いてしまう(笑)。

巨匠マイク・ニコルズが、ブロードウェイで大ヒットした戯曲を映画化した作品。ジャーナリストのダンは、NYからやってきたストリッパー、アリスと恋に落ちる。1年半後、彼女と付き合っている間に仕事でフォトグラファーのアンナと出会い、密かに惹かれ合うようになる。一方、出会い系サイトのチャットでダンが女性になりすましたことから、医師のラリーとアンナも運命の出会いをすることに...。

あらすじを書くだけで「はて?」となるくらいの四角関係。男と女って本当にフクザツすぎる!!メンドくさい!!それにしてもこの4人美しすぎるから許せる!!正直共感できる人が誰も出てきませんでしたが、キャストの皆さんが素敵すぎてつい見入ってしまいました。(笑)
ジュード演じるダン、ロンドンの街を闊歩するオープニングが最高にカッコよかったのに、本編始まったらナタリー・ポートマンもジュリア・ロバーツも振り回しまくる壮絶なチャラ男っぷり(笑)。散々好きなことばっかりした挙句、うまくいかなくて泣いちゃうシーンもあって、ある意味こんなに割り切ったチャラ男を演じられる役者さんは他にいないなと!ついつい許してしまいます。
ナタリー演じるアリスは自由奔放だし甘えん坊すぎて重いし、ジュリア演じるアンナも煮え切らなくてイライラしましたが、クライヴ・オーウェン演じるラリーはもはや気持ち悪いけれど、分かりやすいキャラすぎて大好き(笑)。ダンとエッチなチャットをするシーンは爆笑必至です。その後も、やたらそっち系の話に持っていこうとするし、自分が変態であることを開き直っている姿がもう清々しいったら...!彼には幸せになってほしい!(笑)

くっついたり離れたり、不器用な男女の色恋をロンドンの美しい景色とともに描いた作品。マイク・ニコルズ監督独特のテンポの良い演出で、一見ありふれたお話なのに最後まで展開が読めず、このダメな大人たち4人の恋を見届けなきゃという謎の使命感に駆られながら楽しめました!オシャレだし、キャストの熱演も見ものなので、感情移入はできないけれどぜひ観て欲しい一本!むしろ感情移入できないけど、こんなに楽しめるラブストーリーも珍しいかも?(笑)

本作のジュー度:★★★☆☆
泣いちゃうシーンがなければもっと高かった!コンタクトを外してメガネに変えちゃうところ、オープニングなどなど胸キュンポイントは多々あり!!(笑)(なんだこの企画)
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