Drエドガー

ルパン三世 カリオストロの城のDrエドガーのレビュー・感想・評価

5.0
「いぃや、奴はぁとんでもないものをぉ盗んでいきましたぁ!」
「……?」
「貴 女 の 心 で す」

ルパン映画の中で名作を挙げろと言われたら必ず挙がるのが、この「カリオストロの城」。
かつて幻の偽札と言われた「ゴート札」の秘密を暴き、囚われのお姫様クラリスを白日の元へ救い出す。悪者退治もさることながら、男の子が大好きな要素が全て詰まっていると言っても過言ではない。
漫画版のようなハードボイルドではあり得ない、それでもしっかりとルパンしている今作が大好きですw
いやはや、俺もクラリスみたいな娘に「おじさま……」と熱っぽく呼ばれてみたいもんです。

監督は宮崎駿。画面から漂ってくる城下町や田舎の情緒、生き生きとしたキャラクターたちも大変魅力的。駿先生の他作品でも感じることだが、彼はその辺のいわゆる醸し方が非常にうまく、ただ見ているだけで世界観に足を踏み入れてしまい、気付けばドップリと浸かってしまっている。

テーマ曲である「炎のたからもの」もまた素晴らしく、歌詞が泣かせてくれます。
言わずもがなの名作、オススメですね!
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