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The Black Ball(英題)
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The Black Ball(英題)の作品紹介

The Black Ball(英題)のあらすじ

スペインの詩人・劇作家ロルカの未完の遺稿を基に描く、異なる時代を生きる3人の男たちの、欲望、痛み、そして受け継がれる記憶の物語。

原題
La bola negra/The Black Ball
製作年
2026年
製作国・地域
スペイン、フランス
上映時間
155分
ジャンル
恋愛、ミュージカル

『The Black Ball(英題)』に投稿された感想・評価

東京国際映画祭で一足先に鑑賞。そしたら今年ベスト候補のオデュッセイアといい勝負するんじゃねえかってくらいめちゃくちゃよかった。

ちょっと前置き長くなりますが…
まず本作を知ったのがYouTubeのおすすめに偶然出てきた時で、再生した際に角丸の映像に惹かれた記憶がある。

そしたら後にカンヌで監督賞とって、そのあともトロント国際映画祭で観客賞をとったって聞いて、もう観客からも業界関係者からも評判がいいってそりゃ見るしかねえじゃんってなった。でも公開決定するのいつかな、まあ来年だよなとか思ってたその頃、

東京国際映画祭ってのを映画好き名乗ってるなら見に行くべきだなと前々から思っていたので、おや?と。この作品を初東京国際映画祭で見に行けばいいじゃね?って。で東京国際映画祭でワンちゃんやらねえかなと思ってたその時、ラテンビート映画祭っていうよく分からない部門で今作の名前を発見!しかしまさかの一回のみの上映。

で、チケット解禁日の12時からチケットだったんだけど、とろうとしたら入場できませんってチケットページになかなか入れなくて、その隙にも購入状況が△になり始めるしでめちゃくちゃ焦ったんだけど、ようやくチケットページに入れて、まあ前しか空いてなく、仕方なくE列とかいうすごい前でチケットをとったんだけど、

まあそのかいあってか見上げるような感じで映画を見たので、画面の迫力がスゴい伝わって圧倒されたっていうのが1個。

やっぱ監督賞獲ってるなだけあって、ショットが美しいし、カメラワークも、カルロスが踊ってるシーン筆頭にめちゃくちゃカッコよくて、そこがザ・映画な感じだった。

てかマジで好きなシーンが多いのよ。

始めのイタリア軍の誤爆のシーンは始めっから引き込まれたし、さっきも言ったけどカルロスのダンスシーンや、ペネロペ・クルスが出てくるシーンではさすがハリウッド女優って存在感で、カルロスが死んだ?一連のシーンの雪景色などなど…もう良いシーンだらけで2時間39分って時間も気にならないくらい。

それに音楽がめちゃくちゃよかった。一部記事で本作がミュージカルって言われてて、え?どういうこと?と思ったけど、マジで音楽がいい味だしてるのよ。ペネロペ・クルスのシーンだったりもそうだし、クライマックスの"La Nieve"もめちゃめちゃよかったし。

アカデミー賞では作曲賞確実なんじゃね?と。

まあどうせオデュッセイアのルドウィグ・ゴランソンがまた評価されそう(オーケストラを使わないとかいうワケわからんことしたし。実際音楽が緊張感などを助長してたしね。トロイの木馬のシーンやクライマックスは特に。)だけど。せめて歌曲賞は獲ってほしい。
てか去年のI Lied to Youが負けたのはいまだに納得がいかない。

脚本も捕虜に恋してしまった男性、カジノに入会しようとするも同性愛者であるため入会を拒否された青年、母との壊れた関係を修復しようとする男性、この三つの異なる時代を舞台にしたゲイの男性たちの物語がやがてひとつに収束していくまでの過程が素晴らしかったし。

最後もよかった。なにか強さというものを感じる。
時代関係なくそういった異端とも言われる人たちの強さっていうのを。
実際今でも言われますもん。あいつゲイなんじゃね?キモッて。

だから映像もよく、脚本もよく、音楽も良くで、それに叙事詩的?とでもいうのかスゴい壮大で重厚感もあり、これぞ映画って感じでマジでいい体験だった。

一足先に見れてよかったし、バイト休んでまで見に行って本当によかった。ありがとう東京国際映画祭。

邦題はラ・ボラ・ネグラにしてほしい。ブラック・ボールとか黒い玉などにせず。

てかLa Nieveって主演の男の人が歌ってたのね

◼️追記
カルロスのダンスシーン
https://youtu.be/nULTy5kuFFE?si=Jbl4ux7oB3pyPjVH
Omizu
4.5
【第79回カンヌ映画祭 監督賞】
ハビエル・カルボ&ハビエル・アンブロッシ監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品され監督賞を受賞した。

これパルムドールでよかっただろ!時を超えた愛の一大叙事詩。クィア描写も申し分なしの傑作!

三つの時代で自らのセクシャリティに葛藤する男たちを描いている。そのうちの一つが実は…という展開力も非常に優れている。

いたずらにクィアへの偏見を煽るのではなく、フラットに描く手腕に感動。いつの時代も人は愛し合い、その愛に苦悩する。

Wハビエルの強固な演出手腕に驚くばかり。ペネロペ・クルスやグレン・クローズのカメオ出演も非常に効果的。

文学というものを用いて愛を表現するやり方も品格があって素晴らしい。文学は時も場所も超える。文字の持つ力を信じた作劇も実に見事だ。

間違いなく今年を代表する傑作だし、アカデミー賞で有力視されるのもよく理解できる。素晴らしい作品。
para
4.6
土に埋もれたままの愛の物語

スペイン内戦前から内戦中の物語が現代に繋がる、その訳があまりにも切なく滂沱の涙。

途中まではそこまでではないかなと思っていたが、ラストにかけて畳み掛ける展開に、言葉にならない感情で心が掻き乱され、劇場出た後にも半泣きしながら歩いたのだが、こんなにも人の心を揺さぶる作品は多くはない。傑作の証。
彼らの深い想いの前に、感想を簡単に言葉にしたくないような気さえする。

カトリックでは同性愛は禁じられていたことも考えると己を偽るしかなかったであろうし、
劇中スペインでは一族の恥と見做されるため伝記文学も生まれにくい土壌があると言及されていて、公にすれば社会から「La Bola Negra」を突き付けられ抹殺されかねなかっただろう。

スペインを代表する詩人・劇作家ロルカと彼の恋人である人民政府軍人ラファエル・ロドリゲス・ラプン。(この2人は実在人物)
ラファエルに敵として出会うセバスチャンがラファエルから託された想い。
生きたくても生き続けることが叶わなかった人々。

フランコ将軍政権下では、詩人・劇作家ロルカの作品は発禁だったことも、現代まで潜んでいるしかなかったんだろうなぁ。

チケット争奪戦
日本配給会社は付いてはいるが、本国スペインの公式を確認するとNetflixマーク付きのため、席イマイチだが鑑賞。
トランスフォーマー様、通常の劇場公開よろしくお願いします。
公開されたらもう一度観る。

TIFF ラテンビート映画祭

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