きりん

バンビのきりんのレビュー・感想・評価

バンビ(1942年製作の映画)
3.7
森の王である大鹿の子供として誕生したバンビの成長と別れと恋の物語🦌
原作はフェリックス・ザルテンの児童文学。


まず最初に、奥行ある森の風景と光と影の描写に驚かされる🌲🦌✨🌳゜*:.これは『白雪姫』でも使われたマルチプレーン・カメラを駆使した技法で美しいことこの上ない。さらに改良されてるその映像美は圧巻だった✨

また動物たちの躍動する姿はめちゃ細かいし動きぬるぬるでどれほどの枚数を描いたんだとアニメーターには賞賛しかないぜよ👏🏻✨

それもそのはずで、動物の動きにこだわるため、野生動物を描いたことのないアニメーターのために動物画家リコ・ルブランによる美術クラスが開講されたり、スタジオには本物の鹿が飼われてスケッチしていたとか。

移りゆく四季🌸🌴🍁❄を通してバンビが出会ううさぎのとんすけやスカンクのフラワーとの友情と成長は親心を刺激される。子供おらんけど🙄

また描くは楽しさだけじゃなくて、森の動物たちを脅かすのは我々人間。人間のエゴによって悲しい出来事となる展開は怒りが込み上げてくるし、銃声だけの表現が恐怖心を煽ってくる。ただただ慎ましやかに森の中で暮らしてるだけなのに🥺

自然界に人間が介入しその在り方を変えてしまうは現在の我々へのメッセージでもある。

命の重み、尊さ、繋いでいく新しい生命。悲しみを乗り越えて大人になっていくバンビは子供たちへの教育的教材としても素晴らしいものがあると思う✨


Disney長編アニメ #5
きりん

きりん