コレ見ると、宮崎駿って基本的にはブレてないというか、やってることは基本的に昔から変わらないなぁって感心する。
もうね、ハドソン夫人の“宮崎駿の理想とするヒロイン像”っぷりよ。
モリアーティに、ホームズの弱点として攫われたハドソン夫人。
片付けられない男所帯に対し、テキパキと率先して掃除を始める。
ラピュタでドーラの船で働くシータそのもの!
男が片付けられない。女が完璧にフォローする。駿の理想像そのまんま!
モリアーティの部下が夫人にうつつを抜かすのも、シータに入れ込むドーラの息子そのもの。キッチン周りが汚かったりするのもドーラ一家や、死の翼アルバトロスのルパンなどに見受けられる。
モリアーティが夫人を人質に、ホームズに窃盗の手伝いをさせるが、ホームズは裏を読んで逆にモリアーティをハメる。
が、この辺の片渕脚本は宮崎にとってどっちでも良かったのかも。夫人の凛としたヒロイン描写が描ければ満足だったのでは。