たま

クレージー黄金作戦のたまのレビュー・感想・評価

クレージー黄金作戦(1967年製作の映画)
4.2
ラスベガスの道路を封鎖して踊るクレージーキャッツに、外国人の見物客が沢山いる。谷啓はやっぱ自意識があって恥ずかしがってたらしい。クレージーキャッツに強く惹かれる根拠を、「植木等と祖父が似てる」、巷間言われるように「明るさ」などたくさん考えてみたが、やはり笑わせ方がかなり顔芸だからかもしれない。

牛乳石鹸が一社提供する『シャボン玉ホリデー』も、ナベプロ一派のザ・ピーナッツも同じような流派の顔芸をみせる。最もこの顔芸の流派を引き継いでいるのが、桐野安夫だけなのではないかと思う。映画監督を目指していた桐野の顔芸は、脈々と受け継がれた正当な顔芸で、私たちは懐かしさで笑っていたのかもしれない。


ナベプロはスッゲー金あったんだねー!!
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