独ソ戦に参加する、ドイツ軍の一兵士の現実を描いた良作。
最前線で闘うブルーカラーの視点から、戦争の“リアル”をつぶさに描く。
まさに戦争の『はらわた』だ。
戦争の中味というか、ドロドロッとした感じが上手く描写されている。
スローモーションを駆使した迫力に溢れるシーンが盛り沢山で、見応えあり。
40年以上前の作品とは思えないインパクトがある。
超断片的なカットで構成されたアクションシーンも、一風変わっていて面白かった。
(それ故に若干観づらかったり…)
ドイツの上流階級層を痛烈に皮肉ったラストは秀逸。終わり方も斬新なもの。
ただ、ドイツ兵が超流暢に英語を喋っているのがど〜〜〜しても気になる…笑。
ドイツ軍の空気感を期待していたのに、かなり拍子抜けしてしまった。