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「戦争のはらわた」に投稿された感想・評価

nattyan9

nattyan9の感想・評価

3.5
(しばらく、感想はお休みします)
 
スローモーションは
言わずもがな、
フラッシュバックが
素晴らしかった……
U-Nextで鑑賞。ジェームス・コバーン、ジェームス・メイスン等米英の俳優たちがドイツ人を演じた映画。ドイツ人俳優はマクシミリアン・シェルともう一人だとか。しかしマクシミリアン・シェルはずっと英語。
このマクシミリアン・シェルが憎たらしさがいい。無能、臆病な貴族。ドイツ人なのに憎まれ役を割り当てられてどういう気持で撮影に参加していたのだろう、それこそ役者冥利に作るのか。
ベテランジェームス・メイスンは変わらずの安定ぶり。イギリス英語が目立ってました。
ジェームス・コバーンは子供の頃から知っているスターですが、そう言えば観た作品は「荒野の七人」と「大脱走」だけでした。アクションスターと誤解していました。後年オスカーを取っただけあります。渋い演技でした。
シャケ

シャケの感想・評価

3.8
関係性がわかった後は大体展開が読めてしまうが、それにしても胸糞悪くむなしい。戦争はやめろ。
シュタイナーの生き方に少しハートロッカーを連想した。スローモーションきかせてくるところも似ている。
病院あたりのシーケンスの幻覚入り混じる感じ、こっちも混乱して独特で面白かった。
例外じゃなく全体の話をしている、でも私は個人だ、のあたりのやりとりが良かった。
クラウスレーヴィチュがすげ〜いい役どころで似合ってるのが嬉しい。
タイトルは直訳ではいかんかったのかね
Ren

Renの感想・評価

4.3
国と国とと言うより、人と人の戦争っていう視点で見れたからリアルだった。確かにこの作品は戦争モノの中でも優れているね。他とはすこし違うね。ドイツ人ドイツ語話せばいいのになにか理由あるのかな。

このレビューはネタバレを含みます

武勲を求める将校と、勲章なんてクソ喰らえでただ生きるために戦う前線の兵士を対比しているのは分かるのだけど、最初から主人公と上官の間に軋轢があって、最後までその関係性は変わらないのでストーリーとしては特に発展しない。一応最後に少し共闘するが、それも最後の最後だけ。
一応は軍人なのだから、主人公も最初は命令に従うがそのうち両者の信条の違いが表面化して…というような話の方が良かったかな。

戦闘シーンはカット割りすぎてて正直なにがなんだか分からない。
他には、敵兵の後ろに忍び寄ってナイフで刺殺したり首絞めたりするシーンがあるが、なぜかみんな都合よく全く声を出さずに死んでくれる。そんな訳ない。
そういう感じで話もアクションもいまいちでした。

邦題に「はらわた」が入っているけどゾンビ要素はありません。
ドイツ軍もソ連軍もみんな英語喋ってるんだけどの巻

第二次世界大戦内のドイツとソ連の戦争のお話
ペキンパー印の戦争映画で視点が毎度絶対敵として描かれるドイツ軍側ですが、ナチス讃歌という感じではなく、主人公の一個連隊がナチ党員で構成されていないため、司令部とは思想的に対立している点もポイントです
主人公が自分の部隊以外は敵視し権力や名誉に背を向ける様はヒーローのような描かれ方ですが、その主人公も実は自分を窮地に追いやった上官に復讐するわけではなく銃を渡し共に敵に向かっていくような狂人という
名家の出でどんなことをしてでも勲章に固執する上官と、従軍看護婦と良い仲になるも戦いに身を置くことを選ぶ戦いの中でしか生き得れない主人公、2人の確執をベースに色々な要素が入り組んだ構成ですが、出だしはちょっと小難しいものの理解し始めれば面白くなっていきます
主人公の高笑いが戦争とはいかに馬鹿らしいものかと思わせなくもないですが、予算切れであそこまでしか作れなかったみたいな裏話も聞いたことあります
常に予算との戦いだったらしいですけど、細かなカット割にスローモーションとカットバック、ペキンパーのバイオレンス哲学はふんだんに盛り込まれてます
ほぼ男しか出てこないけどこれまたペキンパーお約束のサービスカットもあります
tfukami

tfukamiの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

"Cross of Iron"という原題に『戦争のはらわた』という邦題を付けた映画配給会社の人、えらい。
サム・ペキンパー監督の作品=バイオレンス描写という固定観念がありましたが、台詞の応酬による人間ドラマ的要素が強かった。
爆発、死体、血のりなど、1977年当時(スター・ウォーズと同じ年。驚き)としては衝撃的だったのだろうか。『プライベート・ライアン』を経験済みの眼なので、なんだかおとなしく感じてしまった。
ドイツ軍側の視点で描かれているところや、女性兵士ばかりのロシアの小隊が出てくるところが珍しくて面白い。
ラスト、戦争という殺し合いの場でも、見栄や社会的地位にこだわる人間のロクでもなさを笑ってるようなジェームス・コバーンの高笑いが印象に残った。
憚り

憚りの感想・評価

3.5
臨場感の追求という観点では鮮烈さはないかもしれない(『プライベート・ライアン』は罪深い)。ただ、この徒労感と悪酔いのような酩酊感は唯一無二。
スターリングラードではないみたいだが、ロシア戦線のどこかで戦っている、ドイツ軍内部の話。

マクシミリアン・シェルが南仏に居たのに勲章が欲しいからと、わざわざ志願して転属してきた、プロイセン貴族出身のバカ大尉役で、
ジェームズ・コバーンが一兵卒から叩き上げの曹長役。

シュタイナー(ジェームズ・コバーン)には、そんな理由で転属してきたシュトランスキー大尉(マクシミリアン・シェル)が、ただのバカに見えて仕方がない。
それは、彼らの上司である大佐やその副官にとっても同じ。
すぐシュトランスキー大尉を、口だけの使えない奴だと見破る。
しかし、こういう奴ほど狡猾なのだ。

外部では、ロシア軍によるドイツ軍への圧倒的攻撃によって、ボロボロになっているドイツ軍をこれでもかと見せ、
その内部では、生死の懸った場面でも自分の勲章の事しか考えない、シュトランスキーの様なつまらない男が未だはびこっている不条理。

そして主人公であるシュタイナーは、自分に理解がある大佐や副官にまで、「職業軍人はみんな同じ。あんた達とシュトランスキーのどこが違う?」とのたまう冷静さ。
彼にとっては、こんなバカげた戦争を続けるお偉いさんは、皆同じなのだ。

今作は独・英制作で、ドイツ人が皆英語でしゃべってはいるものの、サム・ペキンパーの冷徹で乾いた演出により、これまでの戦争映画と比べても、かなりリアルに戦争を描いている様に思えました。
ラストが、ジェームズ・コバーンの冷めた高笑いで終わっていくところも、痺れました。
変わった感じの戦争映画ですねー。ドイツ資本が入っているからか。ドイツ軍が英語で喋ってるし…。
スローモーションを多用した映像はさすがサム・ペキンパー!サービスカットもふんだんに。
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