キネマ寸評

モンスター・パニックのキネマ寸評のレビュー・感想・評価

モンスター・パニック(1980年製作の映画)
3.9
モンパニ。
環境汚染の半魚人が鮭漁の漁村を襲う。
半魚人かなり強く男は瞬殺、女子はその場でエロモード。
コーマン、ビック・モロー、アン・ターケル。ニューワールドピクチャーズ。

ラストは当時小学生?の僕には衝撃的だった。モンスタースーツも当時なら合格だった、多分。流血も多く迫力あった。しかしなんだ、全般にカラーや雰囲気がいい感じなのはなんだろ?

wiki見て知ったが、女流監督のバーバラ・ピータースは会社意向のスプラッターシーンやモンスターのエロエロシーンやラストの問題シーンの撮影など拒んで、第2班監督とジョージTムラカミがその辺撮影したと。

なるほど、彼女は伏線効いたしっかりしたホラー映画を撮りたかったわけだ。そこでしっかり感のあるよく出来た漁村スリラーみたいな作品が出来上がり、そこに外野がB級を追加したことで奇跡的に美味いご当地ラーメンみたいなものが出来上がったと見た。この1本で監督辞められたようだが惜しい。あたし嫌、じゃそこ俺撮るよの上記フォーメーションで沢山カルト映画撮れたのに……。

意図的な半魚人達のブラ外しや執拗にカワイイ娘だけ追う習性はヤローの為の仕込み。結構チョロチョロ出るオッパイ。クライマックスのサケ祭りでの惜しげも無い半魚人全身堂々登場はじっくりモンスター観察出来ます。
キネマ寸評

キネマ寸評