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The Yellow Tie(原題)
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『The Yellow Tie(原題)』に投稿された感想・評価

3.5
The Yellow Tie (2025)
7/10
セルジュ・イオアン・チェリビダッケ監督
ベン・シュネッツァー ユアン・ホロックス
ケイト・フィリップス ジョン・マルコヴィッチ
ショーン・ビーン ミランダ・リチャードソン
タムジン・マーチャント アントン・レッサー 
チャーリー・ロウ

ルーマニア出身の大指揮者セルジュ・チェリビダッケの長男
セルジュ・イオアン・チェリビダッケによる父の伝記映画。
 父親(ビーン)に、将来国を背負う人物になることを期待された
セルジュは作曲家になりたいと言って、父親から勘当されてしまう。
 その後、指揮者として頭角を現すのだが、音楽はホールや聴衆
含めた体験であることをつよく訴え、録音を拒否する
(要はカラヤンと正反対)ものだから、
ベルリンフィルを離れることになり、世界中をまわる音楽活動を
していくことになる。
 子どもからの視点であることより、父親の人物像は正確なものと
推察される。
 自分はフルト・ヴェングラーや、エフゲニー・ムラヴィンスキーは
よく聞いていたのだけれど、チェリビダッケについては殆ど聞いたことがなく、
その人となりを興味深くみることが出来た。
自分の音楽思想のために、わざわざ苦労する道ばかりを歩んでいく
チェリビダッケなのだけれど、その苦労は殆ど本人は感じてなくて、
タクトを振るときの歓喜の表情が印象的。
 若手を教育する老チェリビダッケに関しては頭髪の多いチェリビダッケ
をカツラを被ったマルコビッチが演じていて、禅問答のような
音楽教育だった。
 演奏シーンや挿入曲はチェリビダッケ本人の歴史的録音で
息子が監督なのだが、録音を嫌ったお父さんの音楽を使うことに関しては
セルジュ的に天国でどう思っているかなとも感じた。
 ただ父子のシーンは基本穏やかで愛情を感じた。