がちゃん

サボテンの花のがちゃんのレビュー・感想・評価

サボテンの花(1969年製作の映画)
3.9
ウォルター・マッソー、イングリット・バークマン、ゴールディー・ホーンの共演ならば、面白くないわけがない。

ゴールディー・ホーンは本作で、
アカデミー助演女優賞を受賞した。

昔からお気に入り女優だったゴールディー・ホーンがとにかくキュート。
かきあげたようなブロンドのショートヘアーに、
クリクリの大きい青い目が素敵です。
その大きな目から落ちる涙。

ウォルター・マッソーは、
相変わらず達者な演技を見せますが、
特筆すべきは、イングリット・バークマンのコメディエンヌぶり。

堅物の看護師の彼女がクラブで踊りまくるシーンの可笑しさと言ったら。
当時50代くらいでしたが、
とってもチャーミングです。

誤解が誤解を呼び、
大混乱になっていくコメディですが、
脚本がしっかりして、
(『お熱いのがお好き』や『アパートの鍵貸します』のI・A・Lダイアモンド)しっかりとオチがついているのがいい。

ゴールディーが務めているレコード店に、ビートルズの『リボルバー』が並んでいたりするのもなんだかうれしい。

タイトルの『サボテンの花』の意味はここでは言わないことにします。
とてもロマンティックな意味なんですけどね・・・

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