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LEONIDAS
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LEONIDASの作品紹介

LEONIDASのあらすじ

かつて人気バンドのギタリストとして仲間と共に夢を追っていた在日韓国人のヒロ(門間航)。しかし、親友でありバンドの中心だったギターボーカル・ソウマ(仲野温)の突然の事故死をきっかけに音楽から離れ、ダイナーの店員として空虚な日々を送っていた。 ある日、ヒロはSNSでのメッセージをきっかけに、デジタルアーティストのアオイ(永田凜)と出会う。母の再婚を機に名家の令嬢となったアオイは、新しい家庭や義父との関係に馴染めず、次第に深い孤独を抱えていく。 ヒロはアオイに誘われ、彼女が絵の題材としているチャルカ(糸紡ぎ)工房を訪れる。そこでアオイが口にした「芸術に国境はない」という言葉は、生前ソウマが語っていた「音楽に国境はない」という祈りにも似た信念と重なり、ヒロの凍てついた心を溶かしていく。 やがて心を通わせていくふたり。アオイは「レオニダスの花に囲まれて、凍死すること」が夢だと打ち明ける。彼女の切実な痛みに触れたヒロは、自分自身を取り戻すように再び音楽を紡ぎ始める。ヒロが書き上げた楽曲は動画サイトでヒットを記録し、ニューヨークで再出発するという千載一遇のチャンスが巡ってくる。ふたりは共に海を渡る決意を固めるが、平穏な時間はアオイの家族が放った一言によって打ち砕かれる。立ちはだかるのは、個人の力ではどうにもできない「国籍」という巨大な壁。 愛する人の未来か、それともふたりでイバラの道を歩むのか。 渡米を目前に、葛藤の果てにヒロが下した決断とは――。

LEONIDASの監督

橘潤樹

原題
公式サイト
https://leonidas-broadwaycinema.com/
製作年
2026年
製作国・地域
日本
上映時間
89分
ジャンル
ドラマ
配給会社
10NY

『LEONIDAS』に投稿された感想・評価

バンドメンバーの事故死により夢を諦めていた青年と、義父との裕福な暮らしに慣れない絵描きの出逢いと試練。

主演の永田凜と門間航、ともに瑞々しく初見ながら鮮烈。物語に破綻なくザ・ブルーハーツ「青空」が素敵に響く昭和感も手伝い、橋本愛と窪塚洋介の並行世界vers.をみた心地。

🎸

『HAPPYEND』https://x.com/pherim/status/1840004770997871018
『美しい星』https://x.com/pherim/status/861960664968904705
#シン・キネマニア共和国
#LEONIDAS
#門間航 #永田凛
#クリエイティブアートカンパニー10NY
#橘潤樹

青さもあれど、若者の思いや夢を純粋に描出しているあたり、老若男女の別なく受け入れられるであろう好印象作。

主演の二人のオーラも心地よく映えていて、顔と名前を覚えておきたいなと思いました。

クリエイティブアートカンパニー10NY(イチゼロエヌワイ)によるBROADWAY CINMA第1弾。

『LEONIDAS 』音楽とアート、それぞれに夢と希望を抱く若き男女の試練と未来 https://stand.fm/episodes/6aca17d3b415856d327d701b
かこ
3.9
境界線だらけの世界で、自分の足で立つこと——映画『LEONIDAS』

多様性が認められ、価値観も変わってきた世の中。音楽やアートにも国境なんてない。そう思える場面は増えたけれど、現実にはまだ、はっきりと線を引きたがる世界がある。

橘潤樹監督の映画『LEONIDAS』が描くのは、そんな簡単には割り切れない現実だ。

在日韓国人である主人公のヒロ(門間航)は、仲間を失った過去から音楽を捨てて生きていた。そんな彼が、孤独を抱える表現者のアオイ(永田凜)と出会い、再び音楽と向き合い始める。

ニューヨークで再出発するチャンスを前に、ヒロが直面するのは、「国籍」という自分の努力だけではどうにもならない問題だった。

音楽や芸術は、国籍や言葉の違いを越えて人と人をつなぐもの。けれど、それだけですべてが解決するわけではない。惹かれ合うヒロとアオイも、生まれ育った環境や家庭の違いを抱えている。同じ思いを持っていても、簡単には埋められない距離がある。その切なさも印象に残った。

本作で印象的だったのは、物語の中心にいる若者たちの姿だ。

感情を大きく表に出すわけでもなく、一見すると何を考えているのかわからない。どこか淡々としていて、熱さを表に出さない。
それでも、自分の中には譲れない考えや思いを持っている。そんな彼らの姿が、今の若い世代らしさなのだろうか。言葉や態度だけでは見えてこない、それぞれの内面が印象に残った。

自分の好きなことを通してなら、普段は表に出せない思いも表現できる。そんなところにも共感した。

そして、ヒロがどんな答えを出すのか。

自分のルーツと向き合い、そこから目をそらさずに答えを出したヒロ。周囲に流されるのでも、現実から逃げるのでもなく、自分がどう生きるかを自分で決めた。その潔さが、本当にかっこよかった。

生まれた環境や国籍は、自分で選べるものではない。それでも、自分のルーツと向き合い、これからどう生きていくかは自分で決められる。そんなことを、ヒロの決断から改めて感じた。

劇中で使われているTHE BLUE HEARTSの「青空」も印象的だった。歌詞が物語の内容と重なり、グッとくるものがあった。離れていても空でつながっている。そんな思いとともに、これからの明るい未来を感じさせてくれる曲だった。

「多様性」という言葉が広まった今も、社会には簡単には変わらない現実がある。だからこそ、自分が何者なのかを知り、自分らしく生きることの意味を考えさせられた。

余談ですが、個人的にはロケ地の代々木ブロードウェイにもテンションが上がった。好きな富ヶ谷や代々木上原、裏渋にも近いエリア。お気に入りの街に近い場所が映画に登場するのは、やっぱりうれしい。