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Mr.インクレディブル3(仮題)
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『Mr.インクレディブル3(仮題)』に投稿された感想・評価

【情報解禁前予想】(2026.8.17 記載)

『Mr.インクレディブル3』がどういう話になるのか、1と2の脚本構造を考慮した上でこうなるべきであろう方向性を予想してみる。

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3では2からかなり時間が経ち、ジャック・ジャックが高校生〜成人前くらいまで成長していると思う。

主人公は成長したジャック・ジャック。

彼は家族の誰よりも多くのスーパーパワーを持っているため、スーパーヒーローの黄金時代を経験した両親から将来はスーパーヒーローとして盛大に活躍することを期待される。

ただジャックジャック本人は、そういった周りの期待が重圧になっていたり、幼い頃から力を制御できず、人を傷つけてしまった経験から、自分自身のスーパーパワーを嫌っていて、「普通の人間として生きたい」と願っている。

一方、兄のダッシュは俊足能力を活かしてヒーローとして輝かしい成功を収めており、それによってちょっとナルシススティックなひねくれ者になっているのではないだろうか。

両親はそんなヒーローとして輝かしい成功を収めたダッシュとジャック・ジャックを比較し、ジャック・ジャックへの期待をさらに強め、衝突してしまう。という話がおそらくメインエピソードの主軸になるであろう。

一方、バイオレットのエピソードは、おそらく本作のサブストーリー的立ち位置になるだろう。

バイオレットは家庭から自立し、就職。彼氏と同棲を始め、スーパーヒーローである自分と彼氏との関わりやパートナーシップに対してわかり合えない葛藤を抱えたり、お仕事の大変さやスーパーヒーローとしての生きづらさを経験する。

1や2で築かれた協力的でまとまりのある家族愛の形とは対照的に、一家が独立して、それぞれがそれぞれの幸せを生きていくことの衝突や失望、葛藤が描かれ、家族がバラバラに解体される話になるのではないかと思う。

そうやって家庭がゴタゴタして揉めている間に、何かしらのヴィラン(たぶん1の事故でボブに仕事を奪われた全盛期のヒーロー、ファエロニックの闇堕ち)が影で暗躍し、世界は再び何かしらの危機に陥るだろう。

ラストシーンで、老いた非力なボブとヘレンがヴィランに負けそうになり、今まで力を封印していたジャック・ジャックが活躍を迫られ、ありとあらゆる力を駆使して圧倒的なスーパーパワーによってヴィランを蹴散らす。

それによって、皮肉にも社会的に彼が素晴らしいスーパーヒーローであるということが認められ、家族から向けられていたスーパーヒーローとしての期待は、さらに大きい社会的なものに肥大化してしまう。

しかし最後にジャックジャックが選ぶのは、ヒーローとして生きることではなく、「一般人としてのありきたりな幸せ」であろう。

「特別な力を持っているから、特別な人間として生きなければならない」そんな重圧や人々の期待から解放され、スーパーパワーを封印して普通の人生を選ぶ。

才能や他人からの期待に縛られない本当の自由を選び、他人のためではなく自分自身のためにスーパーパワーを使い、空に飛び立っていく。

きっとそういうエンディングになるだろう。

3では、インクレディブル一家がそれぞれ別々の人生を歩み始めることで、家族の衝突や寂しさ、そしてそれでも残る家族の愛情が描かれるんじゃないかと思う。

「生まれ持った才能に人生を決められなくていい」

「親の期待ではなく、自分の人生を選んでいい」

そんなテーマの作品になるはずだ。

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1はかなり明確に、「自分の才能を隠して生きるのは苦しい」という話だった。

ボブは「普通の会社員」として生きることに耐えられず、ヒーローとして活動したい。そして最終的には家族全員が能力を活かして戦うことで、「自分らしく生きる」ことが肯定される。

2ではさらに、「社会がスーパーヒーローを必要としている」という方向に話が広がった。

だから3では2の地続きでもあり、1と対になるテーマ、「能力があるからといって、それを使って生きなければならないのか?」まで踏み込むほうが、シリーズとして非常に綺麗。

特にジャック・ジャックは、シリーズ最大の「才能」を持っているにもかかわらず、本人にはそれを望まない自由がある。

さらにこの設定であれば「家族は一緒にいるから家族なのか?」というところまでテーマを持っていける。「離れていても家族である」というところに着地できれば3は完璧な最終作となるだろう。

そして何より「最後にヒーローになってしまう」という皮肉。ジャック・ジャックが、「僕はヒーローになりたくない」と言い続け、なのに最終決戦では家族を救うために能力を全部使う。

そして世界中から、「史上最強のスーパーヒーローだ!」と称賛される。

普通のヒーロー映画なら、ここで、「自分の才能を受け入れました。僕はヒーローになります!」で終わる。でもそこからさらに一歩ひねって、「それでも僕はヒーローにならない」が成立すると、脚本的にかなり美しい。

「能力を使えること」と「その能力を職業にすること」は別。「人を救えること」と「人を救う義務があること」も別。才能を持っていることと、その才能に人生を捧げることは同義ではない、というテーマを描ける上、最後には、「僕は僕の人生を生きる」を選ぶ。これをPixarがやったら結構強烈なメッセージだと思うので、ぜひこの予想が当たって欲しい。

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以上、情報解禁前の完全な個人的予想でした

当たったら私を讃えてくださいな。
外れたら私には脚本の才能がない。
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【ブラッド・バード】
現役で活躍している最高の映画監督ランキング TOP25 (「米EW誌」発表)第23位。
<鑑賞前>
インクレディブル2公開時に、ピクサーは今後続編ではなく、新規作品に取り組みますって言ってたのになぁ…