ぽこたま

ガマの油のぽこたまのレビュー・感想・評価

ガマの油(2008年製作の映画)
3.8
ご先祖様を大事にすること。
お天道様に顔向けできるように生きること。
たとえ亡くなっても、僕らが思い出していれば生きているのだということ。
そんな役所広司が描く死生観。
すごく素敵だった。

親がいない自分が、親となったときに感じること。
そんな自分が子を失った時に想うこと。
今もこれからもきっといつかは、
周りの大切な人は亡くなっていく。
そんな時にどう向き合っていくのか、
どう想うのかそんなことを教えてもらった。

八千草さんのおばあちゃん良かったな。
「光、誕生日だからこれで何か買いな。」
「違うよ。今日はおじいちゃんの誕生日だよ。」
「そっか。儲かっちゃった。」
すごいすき。

役所広司が演じる父親が、本当に自分の父と重なる瞬間が何度もあってすごく心が引っ張られる。
病室で妻を肩車して、天井に宇宙飛行士の写真を貼って、ジャンケンをするシーンも好き。
ぽこたま

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