さはら

レイチェル・カーソンの感性の森のさはらのレビュー・感想・評価

3.6
女の人がひとりで話し続けます。
これだったらドキュメンタリーとして
本人で撮ればいいと思ったけど
中盤で思い直させられました。


学者であり作家である
彼女のことばには
もちろん惹かれるし
学びもあるけど
1人の女性の言葉としても
胸を打つものがあります。

社会的に意味のある提言と
人間としての彼女の言葉。
そのバランスがよいのと
主演女優の圧倒的な腕で、
説教臭さがなく、淡々と
静かに訴える映画になってます。

現代の話のように
聞いてしまうけど
ケネディの頃の話。
今では当然のようになっている
環境問題に、この時代に
警鐘を鳴らすことは
勇気の要ることだったと
思います。


「海のことを誠実に書こうとすれば誰しも詩的になるものです。」
さはら

さはら