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青の炎の4nobuのレビュー・感想・評価

青の炎(2003年製作の映画)
2.0
主人公の当人もそうだけれどそれに関わる人物達が間違いを犯してるような印象。
1番大事であろう子供達に重要な事を話さない母親。
これまで迷惑をかけたのに死が迫っている事を理由に人の優しさに甘んじている父親。
幼児みたいな天真爛漫なだけの妹。
友人のようでそうでない恐喝してくる悪友(これまた悪友の名に恥じぬみたいで簡単に犯罪者になる)。
その悪友を上回る悪人の主人公を迂闊に開放し自殺させてしまう刑事。
その存在の理由がよく判らないラストカットで全部もっていく松浦亜弥、大人達に対する反骨心で怒ってる様にも感じたが子供達もたいがいやぞ。
原作は主人公の行動や最後の決着の着け方になんとも言えないやるせなさを感じた名作だったが、この作品からはその部分は感じられず。
ただ山本寛斎の死に様だけはやたらリアルで良かった。
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