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青の炎のShのネタバレレビュー・内容・結末

青の炎(2003年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

また一つ好きな作品が増えた。
水槽に入って寝転がるシーン好きだった。
途中、水族館デートで2人が見てる水槽に入れられた魚達と対比されて、“僕は人間じゃない”って言葉がもっと意味ありげになる。
電車に乗る紀子を見送るシーン、石岡とのエスカレーターのシーン、駅の改札前で人混みの中紀子が秀一の肩に額を置くシーン、全部好きすぎた。

以下記憶に残したいセリフ

「殴っちゃいけないのかよ。まともに話もできない人には実力行使しかないだろ?時には力づくで守らなきゃいけない事だってあんだよ。」

「寝言だって喋るし。」
「寝言?」
「うん、“僕は犬じゃない”って。」

「つまりこれは想像力の勝負なんだ。やるしかないかな。やるしかないよな。」

「明日から一生酷い夢を見てうなされるかもしれない。紀子ん家の犬みたいに、変な寝言を喋るかもしれない。“僕は人間じゃない”って。でも世の中には、笑ってやり過ごせないこともあるんだ。」

「夕食私が作るんだけど何がいい?」
「ダチョウの卵のオムレツ。」
「はいはい」
「どした?早くダチョウ捕まえてこいよ。」

「ねぇ、私、別にふざけてるんじゃないんだよ。ただ、上手く表現できないだけ。どんな種類だとか、色や大きさがどうとか、上っ面だけを掬った、なんかダイジェスト版みたいに、簡単に、あの子を振り返りたくないの。」

「そうやって飾ってると、自転車が首吊ってるみたいだろ。」

「好きなもの。何でもいいのよ、とにかく思いついたまま、順番にノートに書き出していくの。」
「たとえば?」
「たとえば...、やっぱり教えてあげない。君も、大事なことは教えてくれないから。」

「ただあの刑事の顔が気に入らなかっただけ。」

「私ね、この地球上で殺されても構わない人間なんて1人もいないと思う。でも、人を殺さなきゃならない事情を抱え込んでしまう人間だって、残念ながらいるんだよね。」
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