ひろくん

青の炎のひろくんのレビュー・感想・評価

青の炎(2003年製作の映画)
2.4
嵐二宮ってどうも好かんのですけど、目が死んでいて生気を感じられないというか、バラエティー番組なんかで彼を見ても、感情が読み取れなくて、人を人だと思ってないようなそういう気持ち悪さがある。そういう役ではあったけど、芝居がかったしゃべり方と変にあか抜けている雰囲気が「嫌」だった。ある意味適役なのかもしれないが、すごく気持ち悪かった。
あとは、あややがすごくあややあややしていてあややにしか見えなくて、ずっとフィクションだった。しゃべり方は聞きなれた曲中の台詞のようで、独特な口許の結びかた、佇まい、まさしくあややで、「キミ」という二人称がそれに拍車をかけて、話変わるけど、なぜあややはいつも「キスぐらいしてもいいんだよ?」と言いたげなんだ。俺もなぜこんなことを言い出したのかわかってないよ。
青の炎というのは温度が低そうに見えても実は赤よりも高い、平静を装っていても内にはメラメラと秘める想いがあるというような心情を各人が好演していた。
度々出てくる「青」に目を引かれたかと言えば自分は色がないような感覚を覚えて、全部が、すごく静かで、鎌倉の町並みにもエモさを感じられないぐらい。娘の色彩感覚とはえらい違うなって驚いた。無味無臭、味のないガムを噛み続けているときのあの吐き気を思い出して。というのはただの意地悪です。忘れて下さい。
ひろくん

ひろくん