17歳の高校生、秀一は母と妹の三人で穏やかに暮らしていた。ところがある日、母が10年前に離婚した男・曾根が現われ、家に居座ってしまったことから平和だった家庭は一変。曾根は傍若無人に振る舞い、母ばかりか妹にまで暴行を振るおうとして…。
何度観たか分からないけど、久しぶりに観たくなったので鑑賞。他の蜷川幸雄監督作品は知らないけど、本作は観れば観る程、凄いな、良い作品だなと思える部分がたくさんある。
タイトルにもなっている"青"という色の使い方も記憶に残るし、"ロードレーサー"はこの作品で覚えた。一番に思い出すの水槽のシーンもとても印象的。嫌な邦画っぽさは無く、邦画の良さをとても感じる作品でもある。
そんな良い部分の中で、一番の良い部分がやっぱり若かりし二宮和也なんだよね~。ファンの気持ちは置いておいても、二宮くんを使いたい気持ちの分かりみが強すぎる。めちゃくちゃハマり役でした。悔しい程に演技も自然。
主人公、秀一の心理描写がとても丁寧なのでぐいぐい作品に引き込まれます。そして、秀一を想うと切なくて切なくて😞 秀一の青さが、胸にぐぐぐっと来るんだよなー。優しくて、繊細で、トゲトゲしくて、危うい感じ。普通の高校生なのよ、そんな彼がただ家族と穏やかに暮らしたかっただけのに。
少しづつ息がしづらくなってくる閉塞感が、辛いんだけどたまらなく好きです。
作品全体にも言えるけど、淡々としたように見えて全体的に高度なんだろうなと思わせるリアリティさがある。簡単にやってそうだけど、実際なかなか出来るもんじゃないというか。
タイトルも好きです。
秋吉久美子がセクシー過ぎるのが良いのか悪いのか分からないけれど、とにかく佇んでるだけで溢れ出る妖艶さが何度観てもドキドキします。
中村梅雀の真綿で首を絞めるような刑事の役もお見事。怒鳴られたり、敵意向けられるより怖いものがあるよね。
山本寛斎のあのシーンはトラウマ。怖くて記憶に残ってる。久しぶりに観たし、実際本当にこうなのかは分からないけど、リアルな生々しい感じがするんだよね。怖すぎ。
当時観た時は、杏ちゃんとあややいいな~羨ましいな~!二宮くんかっこいいな~!と思ったくらいだったけど、本作は二宮和也ファンじゃなくても好きだったと思う作品。
これからも定期的に観返すと思います。
それにしても、Filmarksのサムネ画像が酷すぎる🙄💦これ『松浦亜弥コレクターズエディション』とやらのサムネだから!笑
いくらなんでもあややファン向けの可愛いやつ使わなくていいよ😂画質も酷いし😂
Yahoo映画とかではジャニーズのサムネも使えてるのに、Filmarksは使えないんだね🤔何か違いがあるんだろうけど、それはさておいてもこれは酷い😂
2022-241