このレビューはネタバレを含みます
OPが子供の朗読から始まり洒落た音楽。法廷ものっぽくない雰囲気。
判事を殴り、法廷侮辱罪で拘置所にいる弁護士が釈放されるところから始まる。
そんな熱い弁護士をアル・パチーノが演じた。
なぜそうなったのか?主軸の事件はあるが、一つの事件を深掘りするのではなく同時にいくつもの案件を抱えており、その重要性にランクをつけていないところに好感が持てた。法廷劇というよりは1人の弁護士の多忙な日々を観察しているよう。
ベテランおじいちゃん判事、変なところでランチ(春巻き?)食べてる🤣
これは繊細さ故なんだよね。
殴った相手、憎きフレミング判事が中盤驚くべき展開に⁉️
その件で弁護士仲間と男子トイレではしゃぐ姿は学生みたい。とはいえその後は笑ってもいられない。一時的に笑っても事件一つ一つと真摯に向き合う。熱意があっても、どれだけ努力してもいい結果になるとは限らない。
ニューシネマな雰囲気を引きずった暴力的な社会派作品のようでどこか肩の力が抜けている。
急いでもいないのに走る姿が印象的だった。
やり切れない想いを振り切るかのように。
終盤は独断場ですごいものを見せつけたあとは潔い引き際。
わたしには予想できない個性的なストーリーで楽しめました。
2024.05.25現在
U-NEXTにあります。