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鴛鴦歌合戦のharunomaのレビュー・感想・評価

鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)
5.0
幼き至高天(Dante)かつて地上にあり
オペレッタ時代劇 マキノ雅弘

こんなに幸せになれるミュージカル映画は他にないです。わくわくする至福感でいえば、サウンド・オブ・ミュージックも雨に唄えばもこえている。(すいませんそんなにミュージカル映画詳しくないです)

片岡千恵蔵
市川春代
志村喬
服部富子
ディック・ミネ
撮影 宮川一夫!

志村喬もディック・ミネも全員かわいいけど、
お春役の市川春代の子猫のような歌声も歌う姿も素敵すぎる。結婚するならお春と。モダンの極致、洗練された豪奢で野蛮な遊びごころ、恋の歌合戦。戦時中10日で撮影された。三角関係の恋の鞘当て。浪人、骨董狂いの父(志村喬)、お春を好きになるバカ殿(ディック・ミネ)。移動撮影も流麗ながら、喜びに遊んでいるようにしか見えない。お話はまったく覚えていないけど、歌う瞬間の幸せな記憶しかありません。
映画とは フィクションとは 人がうたうことだ。『鴛鴦歌合戦』1939年12月14日 公開。1939年は映画史的にもやばい年ですね。第二次世界大戦が始まる年ですが、下記の傑作群を見ると、もうここで約半世紀の映画芸術が終わっていたとしてもまったく不思議ではない。しかし戦時下でここまで陽気な映画を撮るとは...。それにしても鴛鴦(おしどり)である。マキノです。「ちぇっ」(市川春代)

1939年 鴛鴦歌合戦
      ゲームの規則 
      残菊物語
      駅馬車
      オズの魔法使 テクニカラー
      風と共に去りぬ テクニカラー
      若き日のリンカーン
      ニノチカ
      コンドル
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