「夕ご飯は家で高級焼肉！！」朝食時にそう言われ意気揚々と家を出ようとすると家に車が突っ込み‥
とにかく面白い！に尽きる！
しんちゃん映画の原点であり、映画の基礎である、「何はともあれ家に帰ってくる」構成が100点満点！！
日常から、車が突っ込み一気に非日常にもっていきそこからどんどんとおかしな世界に入り込んでいく
町中が敵だらけになりひたすら逃げる事になるんだけど、車、ジェットコースター、自転車、ヘリ、セグウェイ、様々な乗り物が出てきて乗り回し、常人では考えもつかない乗り方やそれらをぶち壊すのが爽快過ぎる
最後ラスボスに会いに行くんだけど、ヒロシは走り、みさえは泳ぎ、しんちゃんは自転車‥ってそれトライアスロン？笑
劇場版ガールズ&パンツァーの水島努監督だからこそできる
乗り物→人間としての活力
そのエネルギーは「家にある焼肉」
こんな最高にかっこいい映画があるだろうか
アニメーションはあの京アニ
乗り物シーンが多いんだけど、どれも見てて気持ちいい！！爽快！
視点が運転手側にいることでドライブ感があるし、大量のものを壊すシーンは俯瞰してみれてまるでドミノ倒しのよう
さらにオチであるぶりぶりざえもんシーンは本当に良い意味で狂ってる笑笑
画面いっぱいにぶりぶりざえもん、ぶりぶりざえもんの世界を繰り広げ、登場人物が誰が誰なのかも分からない笑笑
本当に狂ってる！！！！最高！！！！笑笑
と、同時に切ないシーンもちらほら
仕事一筋だった(？)天城やヒロシを未だに探し続けているトラックの男、どれも物語としては終わってなくて未だに熱海で思いを馳せているのだろうか‥と考えると胸が熱くなる
ラストの家路シーンも本当に最高
ちゃんと帰ってるシーンが見れて、前半に登場したそれぞれの場所が見えるのは見てる側と振り返ることができて最高
この何日もあった様に感じれたたった1日だけの話っていうのも大好き、「世は短かし歩けよ乙女」イズムを感じる
野原一家が朝から何も食べずにようやく食べた焼肉の味はきっと視聴者がこの映画を見終わった後に食べる焼肉の味と一緒のはず、最高のエンディング！
