Solo1968

ザ・ローリング・ストーンズ/レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザーのSolo1968のレビュー・感想・評価

3.4
ストーンズファン以外が観ても楽しめない。
長年ストーンズを聴き愛している僕には夢の映像。

自分の母親と同じ年!と考えるとそのスタミナや計りしない精神力は、もう化け物とすら言える。


本作は
長い長いストーンズのキャリアの中の80年代前半のライヴドキュメンタリー。
以上の色合いからと一目瞭然で、その前後の時代では、彼らの格好を真似するようなバンドやミュージシャン タレント俳優も星の数ほどいるが、この時代の衣装を真似した人は見た事がなく、それほどまでに カッコ悪い と思える凄いセンスなんだろう。

90年になると、もうこの頃のようなステージでのラフな動きは無く、入念に打ち合わせをして決められた曲とその部分ごとの立ち位置など、きっかりきっかりと決められているが、この頃はギリギリ そこまでの縛りが少なく感じ、
彼らの魅力の一つであり、真似の難しい ラフさ が最大に活かされており 選曲もアレンジも 脂が1番乗っていて、かつ、少し力が抜けて それこそキースの言う
ロックは出来てもロール出来るか否か 的な名言にもあるが、まさに
ロール!!している。

何故かこのライヴ アルバムも同様にミックの声他の時期と比べて凄く低く太いのも印象的。

まだまだ加入から10年も経っておらずの新参者?のロニーとキースの絡みも、これまた誰も真似できない 間 が生み出す格好良さ

一本のタバコを二人で交互に吸う場面など、他人が真似するとカッコ悪くて恥ずかしくなるが 彼らだけは特別だ。

ビルワイマンが百円ライターでタバコに火をつけようとしてなかなかつかずにイライラしたりもした、。
Solo1968

Solo1968