レッドアップル

荒野の女たちのレッドアップルのレビュー・感想・評価

荒野の女たち(1965年製作の映画)
4.4
『三人の名付親』でめちゃくちゃ宗教的な寓話をやっていたジョン・フォードが、キリスト教にもアメリカにも中国にも英雄行為にもファシズムにも中指を立てて死んでいく。
最後の最後、「英雄なんてホントはこんなもん」と言わんばかりに急速にトラックバックするカメラと暗転する照明に、このうえない解放を感じる。
巨匠の遺作はやはり重要。