TY

TOKYO!のTYのネタバレレビュー・内容・結末

TOKYO!(2008年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

3→1→2の順に好きだな。
香川照之が本を読むときの様子とか、彼が霧吹きで蒼井優を目覚めさせようとする距離感(の取り方)とか、竹中直人に水を差しだしつつ蒼井優のことを聞き出そうとする距離感(の詰め方)とか、竹中直人の乾ききった豚チャーシューの皮みたいな顔の皮膚が良かった。

3作とも東京を眺める視点がどちらかと言うと悪い所寄り(資本主義が先鋭化するなかで過度に役割遂行を求められる、過去の蛮行が地下に押し込められて隠されている、内面に飲み込まれ社会と隔絶せざるを得ない個人が社会化する)から出発しているのに、東京に住んでいる私はそれにはあまり嫌な感じはなく、かなり昔に上映されたこの作品の雰囲気に「今もそうかもね」と思う。
TY

TY