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理想の彼氏の映画mystyleのネタバレレビュー・内容・結末

理想の彼氏(2009年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

『運命であれば、またどこかできっと。。気になる所であっという間に過ぎていく光陰矢の如し物語。それが逆に面白い。』

ラブストーリー

 今回の話は、25歳彼氏、40歳彼女(子供2人持ち)の2人が織り成す恋物語の話。いくら理想的でラブラブでも、やっぱり歳の差は難しいと感じました。ただ、この2人本当に幸せそう。喧嘩をしたシーンがほとんど描かれてないのがミソですね。付き合う前、付き合い初め、次は2ヶ月後、そして5年後と大まかにはこういう流れで恋の展開が進んでいきます。まさに、作りがうまい。恋愛の綺麗な部分を主に綴っており、「恋している気分」を味わえる映画。このように時間が飛ばし飛ばしでも、二人の関係が希薄になり過ぎないところがこの映画の良い所。うまい具合にお互いがお互いを思いあい、それぞれの個性の印象付けが出来ている。そのため、共感もできるし、物語に入り込めるのだと感じた。


 あえて、欲を言うのであればもっといろいろなデートのシーンが見たかった(笑)。でも、そこが逆にこの映画の狙いだと思う。細かいディテールは見る人の想像に任せて、この映画自体は物語の大まかなガイドラインを示すだけ。それにより、見る人の恋話が広がっていくのだ。自分の経験になぞらえながら見れるのも魅力の一つだ。


 そして最後に、なによりもこの映画の魅力。2人とも一途なところ(特に彼氏の方)。運命の相手ならば、もう一度どこかで出会える。そんな事を思わされました。別れたから、終わりではなく、そこからも人生は続いていく。その途中でもう一度偶然出会える。これが『運命』だと思い、それを体現しているとてもキュンキュンできる映画でした。お終い。ご清聴ありがとうございました。
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