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コント55号 世紀の大弱点のmitakosamaのレビュー・感想・評価

コント55号 世紀の大弱点(1968年製作の映画)
2.5
初見は浅草東宝。講談社東宝喜劇マガジンで再見。

日本一の裏切り男と同時上映ですって。クレイジーに続くスターとして、ナベプロのドリフターズ以外にも色々と模索してたんじゃのう。
しかしクレイジーの後ガマは難しいよ。マチャアキもそうだけどこの時期の欽ちゃんも、いけ好かないわ。
当時は、55号自体がテレビで野球拳とかをやっていたし、割とセクシャリズムを笑いにしてる。「セックス」だなんだと会話の中にけっこう出てくる。
まだ欽ちゃんが「下ネタはダメよぅ〜〜〜ん」とか言いださなかった時代。
故に欽ちゃんは鼻持ちならない感じでガンガン喋る。むしろ次郎さんの方が芝居も上手いし歌も上手いし、喜劇人としての風格があるわ。
でもやっぱり欽ちゃんありきなので、基本的に55号のおしゃべりが多い。
タレ目だ小ちゃい目だとお互いの身体的特徴を突っ込み合う笑いとか…鯵の開きってギャグとか…昭和はあれで本当にウケてたんだろうか???

欽ちゃんが雑誌記者・次郎さんがカメラマンのコンビ。連載小説の原稿が手に入らず、たまたま拾った原稿用紙で出版したら大ヒット。
ホステスを作者に仕立て上げ、原作者をゴーストライターとして売り出し。さらに売れっ子に。
このホステスが水垣洋子だって。知らないがウランちゃんの声の人らしい。声は中島そのみ、そっくりで甲高い。
ゴーストライター疑惑を持つライバル雑誌の記者に真理アンヌ。カワイイ。
さらに内田裕也が割って入る。

ココまでは良いが、後半にギャングの争いに巻き込まれる。強引な展開だなぁ。ノリとしてはこの辺のクダリの方が笑えるな。

森光子や前田武彦も最後にチョットだけ出てくるよ。
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