けーはち

デビルのけーはちのレビュー・感想・評価

デビル(1997年製作の映画)
3.0
アイルランド本国を追われたIRAの闘士ブラピが米国に逃げた後、仲間の手引で下宿した先は警官ハリソン・フォードの家であった。

★アラン・J・パクラ監督の遺作となる、北アイルランド問題を取り上げた、社会派サスペンス映画。この映画が公開された翌98年に本問題は一応の解決を見たので、タイムリーと言えばタイムリーだったのか。

★ブラピ+ハリソン・フォードという2大スターの共演。ブラピは当初もっと極悪非道のテロリストだったらしいのだが、最終的には紛争の犠牲者であり、永遠の復讐者という立ち位置のキャラになっている。正義と正義のぶつかり合いで、ついには警察の勝利にて決着するものの、後味が悪くやりきれないという筋は、奇をてらわずオーソドックスで、悪く言うと、どうと言うことのないものとなってしまった。いい話なんだけど。

★まあ、当時のブラピのセクシーなイケメンぶりに加え、ハリソン・フォードがいるだけで充分「画になる」になるからねぇ。