Rosalie

風と共に去りぬのRosalieのレビュー・感想・評価

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
4.3
午前10時の映画祭で
鑑賞してきました。
大好きな宝塚でも
何度も再演されているので
何となく知っているものの
実はきちんと観たことは
ありませんでした。
また、先日鑑賞した
ブラッククランズマンで
批評的な意味で
挿入されていたこともあり、
この機会に観てみようということに。

現代においては括弧付きの「名作」
ということで、
構えている部分もありました。
しかし、オープニングで
「タラのテーマ」が
流れ出すと一気に物語の世界へ
引き込まれ…
4時間は長いかなという不安も
杞憂に終わり、
壮大な物語、魅力的な俳優陣の演技、
スケールの大きな演出。
全てが見事でした。

ヴィヴィアン・リーあっての
スカーレット。
圧倒的な華のある存在感。
表情だけで魅せる天性の力。
大きなスクリーンに
映し出されてこそ美しい!
銀幕スターというべき
女優だと感じました。

日本では江戸末期にあたる
南北戦争の物語。
スカーレットは
気位が高くお転婆を通り越した
破天荒ともいえるキャラクターですが、
苦難にも負けず
立ち上がり続けるたくましさは
みていて気持ちがいいものが
ありました。

1幕の最後、
盗みをしても人を殺してでも
生き抜いて家族を守り抜くと
違うシーンは圧巻!

2幕になって
案外早く
そのような場面に出くわし、
メラニーと切り抜けるシーンが
好きでした。笑

カラー映画なのに
1930年代の作品ということにびっくり。
Rosalie

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