フランシス・フォード・コッポラ製作総指揮のホラー映画。モンスター系の作品ではあるがサスペンス要素が強く、『激突!』や『悪魔のいけにえ』など過去の名作ホラーを意識して作られている為か、全体的に中途半端な印象を受けた。しかしモンスター映画だと割り切ってしまえば「23年に一度23日間だけ蘇る」「怪物が現れる度にジョニー・マーサーの曲が流れる」などの設定は秀逸だし、預言者や猫の老婆などB級ホラーにありがちなブラック・コメディ要素も多く、低予算ながら楽しめる佳作となっている……が、ヒロインだけは最後まで好きになれない。
(鑑賞メーターより転載)