うひひひ

ジーパーズ・クリーパーズのうひひひのレビュー・感想・評価

ジーパーズ・クリーパーズ(2001年製作の映画)
3.7

23年ごとの23日間、人が消える。
都市伝説の形態を取ったホラームービー。

どこかの屋敷に閉じ込められたり逃げ場のないような形で展開されるのではなく、逃げることはできても、絶望的にどこまでも続く人気のない田舎道、そして延々と追ってくるクリーパーの存在というのがこの映画のキーポイントの1つ。
人気のなく寂しい田舎道は、下手なお化け屋敷よりもどこか不気味さが漂う。

姉と弟が死体で象られた家に訪れるというのは、ベースにヘンゼルとグレーテルなどを意識しているのだろうか。

暗闇や逆光のシーンが多いクリーパーは、基本的にシルエットが映し出される様な形でアクションをする。そのため、その得体が全くわからないし、最後までクリーパーの正体に対する疑問を植え付けて受け手を飽きることなくエンディングまで引っ張ることに貢献している。

このレビューを打っている今は3作目が全米公開されたくらいだ。日本公開が待ち遠しい。
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