碧翠

父と暮せばの碧翠のレビュー・感想・評価

父と暮せば(2004年製作の映画)
3.8
広島の原爆忌だから

原爆資料館で見た視覚的にショッキングなものでは無く、宮沢りえと原田芳雄の演技と語りで凄惨さや、おぞましさを表現していると思う セリフ量が膨大

途中で気分が悪くなって少し休憩した
特に原田芳雄の一寸法師の寸劇が圧巻だった

「被爆者の身体から出てきた、硝子の欠片」
「惨い事よのぅ」

「原爆瓦」
「刺刺しい事よのぅ」

「熱出曲っもうた水薬の瓶」
「恐ろしい事よのぅ」

「ちゃんぽんげ、ちゃんぽんげ、ちゃんぽんげ」
「なしてパー出さんのじゃ!」
「親に孝行する思うてはよ逃げぇや!」

ラスト1分が衝撃的だった…
そんなオチ…そんなオチ…

体験した訳でも、当時を生きた訳でも無いけど、知り畏れ戒める事は大切と思う
碧翠

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