父と暮せばの作品情報・感想・評価

父と暮せば2004年製作の映画)

上映日:2015年08月01日

製作国:

上映時間:99分

ジャンル:

3.6

あらすじ

1945年8月6日の広島原爆投下から3年。自分一人だけ生き残った負い目から、幸せになることを拒み苦悩する日々を送る美津江。彼女が幽霊となって現れた父に励まされて悲しみを乗り越え、未来に目を向けるまでの4日間を描く。

「父と暮せば」に投稿された感想・評価

nmn

nmnの感想・評価

-
あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の つばさ
あをいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびの とぐろ。
きらい

きらいの感想・評価

4.0
泣いてしまってもうだめ 個人的な感情の部分が多いかもしれないけど
祖母と見た。祖父母を思ってなんともいえない感情になった。気がする〜
広島を伝える教科書映画。
やはり宮沢りえさんはあまり好かないです。
ジャンケンが切ない
Uknow

Uknowの感想・評価

3.5
あーんあーんこわいーってどんどろさまにおっかなびっくりしてる宮沢りえがめんこい

・広島訛りののんびりした喋り方めんこい
(ほいで、じゃね〜、とったけえ、じゃけ、ほいから、わいね、ことじゃけな、おとったん、くれんさい)
・浅野さんなんか怪しさ隠し切れてないカタギじゃない感バリバリ

娘の恋のときめきから生まれた4日限りの父
黒木和雄監督作品。原爆投下後の広島に生きる娘と幽霊となった父親の交流を描く。山田洋次監督の『母と暮せば』と対をなす作品。

登場人物が3人だけで、物語のほとんどが美津江の家の中で展開される。井上ひさしの原作自体が戯曲の形を取っていたこともあり、作品全編が舞台演劇の延長線上にあるようなテイストになっている。そのためか全体的に過剰なまでに説明的な台詞が多く、宮沢りえの演技そのものもやや安っぽく見えてしまう。この点が大きな減点ポイントになっている。

しかし、演劇のテイストを取り入れたことで作品のメッセージがよりダイレクトに伝わるシーンもある。特に原田芳雄の原爆瓦を扱ったシーン。まさに原田芳雄の一人舞台であり、その無念さ、むごさ、原爆の凶悪さがダイレクトに伝わり、見る者に恐怖を感じさせる。また、演劇テイストではないが、原爆投下後の広島の様子(人が火災で焼き殺される様子)を静止の絵で見せているところは本当に恐ろしかった。

「生き残るのが不自然だった」生き残った後にも取り返しのつかない(と当人に思い込ませてしまう程の)深い傷跡、自責の念を残す。死ぬも地獄、生きるも地獄。そんな世界で人間はどう前を向いて「生きる」のか。容易いことではないが、本作と『母と暮せば』はその問いに答えようとしている。
yumi

yumiの感想・評価

3.0
井上ひさしさんの『父と暮らせば』は一番好きな戯曲です。
こまつ座でも公演していますが、宮沢りえさん演じる美津江はまた一味違う。
beplum

beplumの感想・評価

4.0
広島弁にめちゃくちゃ弱いことから、郷愁がとどまるところを知らない。実家で見てるのに。
舞台版を見に行く前に予習のつもりだったけど、これを映画にしようと思った人すごいな。
会話の舞台だから映像で出来ることはあんまりなくて、ちょいちょいインサートが静かなよさがあったけど。
舞台版が楽しみ。
Kinakosan

Kinakosanの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

とても感動した作品だったのですが、観るのは久しぶり。と、いうのも原爆の恐ろしさ、むごさを強く感じてしまうので、なかなか観ることができなかった!

元は戯曲であるこの物語。映画でも舞台のような、瑞々しい掛け合いが見られて、とても個性的で好きです。優しくてユーモアのある父と、真面目で可愛らしい娘のやりとりは楽しくて、でもなんだか終始切ない。

私の故郷が舞台なので、うまく説明できない不思議な気持ちもあります。あんな恐ろしいことがあったとは思えないくらいに、復興している故郷の街ですが、やはり歩けば微かにここがあの地獄だった場所なのだとわかるものもある。自分がそういう場所に生きている不思議。

方言は少し現代とは違うのですが、イントネーションとか、大枠はわかるので、それもまた身近というか、、、。おばあちゃんが話しているのに似ている感じ。

死ぬのは自分だったかもしれないし、なぜ生き残っているのか。死ぬ方が自然だったのに。お父さんを助けられず、見捨ててしまったことに罪悪感を感じて、幸せになることを避ける娘を応援するために現れた、死んだお父さん。本当に泣ける、、、。

時間が経っても、ずっと苦しみ続ける。原爆、戦争、本当に巨悪。人間は、自分も含め、本当に愚かだなと思いました。

ラストシーンが印象的でした。物語と現実世界の境が曖昧になるような、、、。しばらく会わないってことは、一歩前に進んだのかな。

もう2度とこんなことが起きないように。後世に伝えたい作品です。
1948年、広島。
原爆で家族や友人を失い一人生き残った女性。
生きていることに負い目を感じている彼女。
そこに死んだはずの父が現れて自然と話し出す4日間。

吉永小百合と二宮和也の『母と暮せば』の元になったと言われている作品。
出演は宮沢りえと原田芳雄と浅野忠信のみ。
そのほとんどが宮沢りえと原田芳雄の会話劇だ。

しかし全く飽きさせない。
宮沢りえの凜とした愛くるしさと原田芳雄の少しコミカルさも滲ませる演技に引き込まれる!

死んでも娘を思う気持ち、原爆で生き残ることは恥ではない。
そんな父の励ましに一歩だけ前に進んだラストに胸が打たれた。
>|